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09月08日-03号
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  • "経済的損失"(/)
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  1. 瀬戸内市議会 2015-09-08
    09月08日-03号


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    平成27年 8月第4回定例会平成27年第4回定例会               瀬戸内市議会会議録            平成27年 9月 8日(火曜日)            ───────────────            出 席 議 員 ( 20 名 )     1番  角  口  隼  一      2番  高  間  直  美     3番  日  下  俊  子      4番  布  野  浩  子     5番  森     俊  之      6番  川  野  泰  一     7番  厚  東  晃  央      8番  河  本  裕  志     9番  竹  原     幹     10番  平  原  順  二    11番  島  津  幸  枝     12番  原  野  健  一    13番  小 野 田     光     14番  石  原  芳  高    15番  馬  場  政  敎     16番  小  谷  和  志    17番  廣  田     均     18番  日  下  敏  久    19番  室  崎  陸  海     20番  中  村  勝  行            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也    副市長     高 原  家 直   教育長     柴 崎  伸 次    総務部長    坪 井  裕一郎   危機管理部長  上 田  和 政    総合政策部長  石 原  知 之   市民生活部長  松 尾  雅 行    保健福祉部長  谷 本  憲 子   産業建設部長  森    謙 治    上下水道部長  萬 代    昇   教育次長    近 成  昌 行    病院事業管理者 三河内    弘   病院事業部長  三 浦  一 浩    消防長     岡 崎  政 人   会計管理者   竹 原  正 朗    選挙管理委員会事務局長                               入 江  隆 晴            ~~~~~~~~~~~~~~~            事 務 局 職 員 出 席 者   局長      出 射    正    総括主幹    吉 崎  知 子   主幹      広 畑  祐 子    主査      二 丹  裕 樹            ~~~~~~~~~~~~~~~            議 事 日 程 (第 3 号) 平成27年9月8日午前9時30分開議1 一般質問   質問通告事項(発言順序7番~12番)            ~~~~~~~~~~~~~~~            本日の会議に付した事件日程1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開議 ○議長(平原順二議員) おはようございます。 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 それでは、議事日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(平原順二議員) 日程1、先日に引き続き一般質問を行います。 初めに、発言順序7番、島津幸枝議員の質問をお願いします。 11番島津幸枝議員。            〔11番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆11番(島津幸枝議員) 皆さんおはようございます。 それでは、早速質問したいと思います。 質問事項1、公共施設再編計画について。6月議会の一般質問で取り上げた内容を引き続き質問します。 要旨1、コミュニティセンター地域交流サロン・公民館分館を4年後に民間譲渡と計画されていますが、前回の答弁では、地域一括交付金制度とあわせての実施であるとのことでした。ですので、交付金の中にこれらの施設の経費を含んでいくということは推察できます。もう少し具体的にお聞かせいただきたいと思いますが、昨日の小谷議員の質問と重複している部分については省き、それに関連して質問をします。 まず、①管理運営費、改修費など費用面はどうするのか。 昨日の答弁では、運営費、改修費がかかることは想定しているが、今後の検討だということをおっしゃられました。 ここで、管理運営費については、これまでと同様の金額を補助するのか、また改修費についてはこれまでのように捻出し補助するのか、明確にお聞かせください。 ②どこにどういう形で譲渡するのか。 どこにというのは、昨日の答弁の中で指定管理を受けている団体を中心に譲渡するということを答弁されましたので省きます。どういう形でというのは、老朽化している施設もありますが、改修、更新した状態で譲渡するのかどうかという点と、今後の交渉をどういう形で進めるのかという2点についてお聞かせください。 ③譲渡先がないときはどうするのかについては昨日お答えがありまして、最悪の場合、指定管理期間を延長することも考えているということですので、③の答弁は結構です。 要旨2、法定耐用年数が到来した市営住宅は入居者の募集を停止し、一定期間を経た後に廃止するとの計画について質問します。 ①住民に対し、市は建てかえについての事前説明会までして建てかえを約束している住宅があります。その住宅についてはどうするのか。 ②市長は市営住宅の必要性をどのように認識しているのかをお聞かせください。 続いて、質問事項2、新火葬場建設について質問します。 まず、質問要旨1、今後のスケジュールをお示しください。 次に、要旨2、新火葬場建設事業に係る経費は中期財政計画によると9億8,200万円と見込んでいますが、その算出根拠をお示しください。 続いて、質問事項3、広域水道企業団からの受水について質問します。 8月12日の岡山県議会の環境文化保健福祉委員会で報告されたことを受け、質問します。 説明では、国は吉井川水系の河川整備計画の策定を進めている。その中で、洪水調節のために苫田ダムを活用する案が有力となり、県と広域水道企業団に対し、「苫田ダムの水道容量の一部を洪水調節容量に転用できないか検討してほしい」と国から依頼があったと聞きました。国から示された転用容量は、企業団が確保している水道容量2,300万立米のうち1,000万立米、これは取水量に換算すると日量11万立米に相当します。瀬戸内市では今後、浄水場の更新費用も必要となり、水道料金は13%値上げが予測されていることに大変危惧します。 ここで、平成26年度決算書を参考にし、広域の水と市内の水源の水を比較してみました。広域の水の配水量は75万6,994立米、年間です。広域に、受水費として1年間に1億924万7,000円を支払っています。1立米当たりにすると144.3円の高級水です。一方、自己水源による配水量は429万6,899立米で、自己水源の浄水に係る費用はざっと1億1,094万2,000円、1立方メートル当たりにすると25.81円です。どう考えても、1立方メートル当たり144円の広域の水より、水の豊富な地理にある瀬戸内市は1立方メートル当たり26円の自己水源を多く利用したほうが得であることは明らかです。基本水量40%という定めがあるわけですが、恐らくほかの構成団体も、本心では広域からの受水を減らしたいと思っているという自治体もあるように思います。ぜひとも、このたびの国の提案、洪水調節容量の転用について瀬戸内市受水分を転用してもらい、少しでも受水量を減らすよう、国、県、広域水道企業団に強く求めてはどうでしょうか。受水量が難しいなら、せめて今回の国から出る取水権、5億円を使って受水費用の見直しを求めてはどうでしょうか。なお、ほかの構成団体にも働きかけることは大事だと思います。 続いて、質問事項4、ひきこもり対策について質問します。 議員になってから10年、私のもとに多くの方から息子さん、娘さんがひきこもりをして悩んでいると相談がありました。しかし、なかなか解決の糸口がつかめていないのが実情でありまして、本当に申しわけないと思っております。先日も、70代の年金生活の男性から、40代の息子さんが仕事をやめてから1年以上家に引きこもったままほとんど部屋から出てくることもなく会話もない。税金や年金の支払いも、全部自分にかかってくる。このままでは生活できる保障がないとの相談がありました。学校生活で不登校のまま社会に出られず家に引きこもるケース、一旦は社会に出たもののつまずき、心に傷を負い引きこもるケース、原因はさまざまで大変深刻です。また、ひきこもりをしている人の中には、発達障害を伴う精神疾患の方が潜在的に多くいるということも厚労省は報告しています。しかし、県内の医療機関で発達障害を専門にしている医師は極めて少なく、足りておらず、予約をとることだけでも大変な状況です。ですから、施策を展開するといってもご本人の問題だけではなく、制度においても機関においても不足しており、困難で複雑な課題が山積みしております。しかし、全国的にも社会問題として取り上げ、対策を講じられ始めました。瀬戸内市でも、行政報告でコミュニティー・カルテ調査を実施し、ひきこもりなどの課題を把握されるとのことです。ぜひ、早急に施策の具体化を求めるものです。 そこで、要旨1、専門の相談員を設置してはどうでしょうか。 要旨2、この問題は、介護保険制度や障害者自立支援法のようにサービスとニーズが一致しない複雑さがあります。まずは問題点を出し合い、どんな施策や制度が必要なのか知恵を出し合うことが必要だと思っております。当事者、家庭・地域・医療関係者が参加する検討委員会のような組織を設置してはどうでしょうか。通告には抜けていましたが、教育関係者もメンバーに含めていただきたいこともつけ加えます。 以上で1回目の質問を終わりますが、前回の質問のときにもお願いいたしましたが、質問通告の復唱は結構です。質問事項と要旨の番号を述べられて、そのまま答弁を続けてください。 ○議長(平原順二議員) 石原総合政策部長。            〔総合政策部長 石原知之君 登壇〕 ◎総合政策部長(石原知之君) それでは、私のほうから、質問事項1、質問の要旨1の①、②についてお答えいたします。 特に、コミュニティセンターのことに関してお答えをさせていただきます。 コミュニティセンターにつきましては、今後、設立を考えている一括交付金の受け皿となる団体、いわゆる地域自治組織へ譲渡した場合を前提にお答えをさせていただきます。 まず、①ですけれども、今後導入を予定している地域一括交付金制度の制度設計につきましては、今後検討を進めていく予定としておりますけれども、管理運営費については拠点施設の維持管理費など、組織を運営していく上で必要な経費として、また改修費についても地域計画に盛り込まれていることを前提といたしまして一括交付金の算定項目の中へ盛り込んでいく必要があるというふうに考えております。 次に、②で、どこにどういう形で譲渡するのかというご質問ですけれども、コミュニティセンターについては一括交付金の導入にあわせ、その受け皿となる団体、いわゆる先ほど言いました地域自治組織に譲渡させていただきたいと考えております。地域自治組織にはコミュニティセンターを団体名義で借り受けていただきたいと考えておりますので、市長の認可を得た上で法人格を有する必要があるというふうに考えております。今後、地域自治組織についてはその設立とあわせ、拠点となるコミュニティ施設の譲渡についても一体的に検討協議を進めていく必要があるというふうに考えております。また、ご質問にありましたどういう形でということがありましたけれども、譲渡する場合には一定の改修は必要であるというふうに考えております。 ③につきましては質問を取り下げられましたので、これで終わらせていただきます。 ○議長(平原順二議員) 森産業建設部長。            〔産業建設部長 森 謙治君 登壇〕 ◎産業建設部長(森謙治君) それでは、私のほうから、質問事項1、質問要旨2の①のほうについてお答えをさせていただきます。 本市では、老朽化した市営住宅について計画的な建てかえと改善を図るため、瀬戸内市公営住宅等長寿命化計画を策定し、その中で邑久町内にある福山団地を平成25年度、山田庄団地及び福元団地の2団地を平成31年度、長船町内にある飯井団地、井尻団地、西村団地、東須恵団地、東須恵団地Ⅱ及び美和団地の6団地をそれぞれ集約し、平成32年度に建てかえることとしておりました。しかしながら、お示ししました瀬戸内市公共施設再編計画では、法定耐用年数に達した市営住宅から順次入居者の募集を停止し、一定期間を経た後、廃止することとなっております。したがいまして、これらの団地につきましても、建てかえを中止した上で最終的には入居者の募集を停止し、廃止することになります。建てかえには、多額の費用が必要でございます。残念ながら、現在の本市の財政状況や建設コストの高騰等に鑑みると、実現は困難と言わざるを得ません。            (11番島津幸枝議員「そんなこと聞いてないよ、質問通告に沿って答えてください」と呼ぶ) それでは、建てかえを中止した上で最終的には入居者の募集を停止し、廃止することとなります。苦渋の決断でございますが、現行のサービス水準を維持し、入居者の方に安心して居住していただけるように配慮いたしますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうからは、質問事項の1の質問の要旨(2)の②のところについて答弁させていただきます。 近年の経済情勢の変化や超高齢化社会の到来に伴い、住宅需要はますます高まる状況となっております。しかしながら、各方面で聖域なき行政改革が推進されている中で、市営住宅施策につきましても例外ではなく大きな転換が求められていると言わざるを得ません。住宅セーフティーネットとしての市営住宅の重要性に対する私の認識はいささかも変わるものではございませんが、現下の状況に照らし、今までの建てかえ方式に捕らわれない新たな手法を検討していく必要もございます。既存の市営住宅の長寿命化、民間賃貸住宅の借り上げや家賃補助、民間資金の活用による住居の提供など、立地条件や住宅在庫数など地域特性に配慮した新たな取り組みを検討し、引き続き居住支援の充実に努める所存でございますので、ご理解をいただきますようによろしくお願いいたします。 ○議長(平原順二議員) 松尾市民生活部長。            〔市民生活部長 松尾雅行君 登壇〕 ◎市民生活部長(松尾雅行君) 失礼します。それでは、質問事項2のまず要旨1についてご答弁いたします。 新火葬場の建設につきましては、以前から岡山市と広域連携が可能かどうか協議しているところであるとご説明させていただいており、現在においても継続して協議している状況でございます。したがいまして、スケジュールについては現段階では確定したものがなく、この場におきまして正式にお示しするものがございません。一方で、今議会で予算案を計上しております火葬場整備計画の中で、スケジュール、概算事業費など具体案を盛り込むこととしております。お尋ねのスケジュールにつきまして、この中で明らかにできるよう岡山市と連携協議を密にして計画を作成していきたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 次に、要旨2でございます。平成26年度の中期財政計画に盛り込まれている新火葬場建設事業費の9億8,200万円の根拠についてご説明いたします。 この事業費のベースになっている計画は、平成24年度に計画しました整備計画を平成26年度に見直ししたもので、用地取得費は面積2.3ヘクタールで1億3,200万円、造成に係る経費といたしまして2億4,500万円、斎場建設に係る経費として31億4,100万円の合計35億1,800万円を、これは岡山市は承知しておりませんが瀬戸内市と岡山市東区の推定死亡者数で案分し、瀬戸内市の負担分9億8,150万円を試算しているものでございます。先ほども申し上げましたように、ベースとなる計画が平成24年度に計画したものであるため建設用地の決定もしておりませんでしたし、建築面積も式場部分の面積を削減するなどしているもののかなりの概算の数値と言わざるを得ません。中期財政計画は、新火葬場建設に係る整備費や整備後の維持管理費を計画に計上しても将来の財政の健全化が図られるかどうかを見きわめるとともに、合併特例債の発行に係る期間延長のために計画に計上しているものでございます。 先ほど、要旨1、今後のスケジュールについての中でもご答弁いたしましたが、まだ岡山市とは協議中の段階でございます。今議会で補正予算を計上しております計画策定の中で、今後、岡山市との協議等により、規模や事業費がより具体化した段階で中期財政計画に計上する金額等を変更していきたいと考えておりますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。 ○議長(平原順二議員) 萬代上下水道部長。            〔上下水道部長 萬代 昇君 登壇〕 ◎上下水道部長(萬代昇君) 失礼します。私のほうから、質問事項3、要旨1についてご答弁させていただきます。 国からの依頼文は、平成27年8月4日付で岡山県と岡山県広域水道企業団あてにありました。先日、岡山県広域水道企業団担当課長会議があり、各構成団体に説明がありました。そして、依頼内容については次のとおりでございます。 1、岡山県広域水道企業団がダム使用権を有する水道用水、日量40万立方メートル容量のうち、日量11万立方メートル程度を洪水調節容量、治水対策に転用する可能性について。2、転用に係る買い取り額について、苫田ダム有効利用案の事業費と他の治水対策案の事業費との差額の範囲内、約5億円で買い取りが可能であるかとの内容でありました。なお、詳細については、今後の協議の中で確認させていただきたいという内容でございました。 岡山県広域水道企業団が水道用水として保有する苫田ダム使用権は、岡山県及び10市7町計18団体が将来必要な水を含めた貴重な水源であります。現在、日量40万立方メートルの使用権を保有しております。今後、各構成団体の水道需給見直しと県全体の水需給見直しを踏まえて、11万立方メートルの転用が可能であるかを検討していく予定でございます。本市も構成団体であり、今後、転用協議については転用も視野に入れて意見を述べていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(平原順二議員) 谷本保健福祉部長。            〔保健福祉部長 谷本憲子君 登壇〕 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) 失礼いたします。質問事項4、要旨1についてお答えいたします。 ひきこもりに至る要因は、年齢や家庭の状況、体調や病気、精神的な問題、仕事の内容や離職による生活困窮など、多種多様な問題が複雑に絡んでいると考えられます。 本市では、悩み事の身近な相談の窓口ということでは、臨床心理士による心の健康相談を行っております。また、高齢者と同居しているご家庭からのご相談で、地域包括支援センターがひきこもりの問題を把握することもあります。経済的な不安から、生活相談支援センターにご相談が入ることが多くなりました。それらの相談については、ご本人、ご家庭に寄り添った相談に努めています。必要があれば、地域の民生委員さんや保健福祉にかかわる部署が連携し、保健師、社会福祉士による定期的な訪問等を実施し、課題の早期把握及び問題解決に向けて取り組んでいます。青年期から高齢者まで、さまざまな年齢の方にかかわる部署でひきこもりについてご相談があったり把握ができることから、関係機関がひきこもりについて理解し、対応していくことが重要ではないかと考えています。今後、このような取り組みの中で、専門の相談員の配置が有効であると判断できれば設置について検討していきたいと思います。 次に、要旨2、ひきこもりの方の中でも、ご本人を支援できる方がおらず命の危険性が予測されたり、精神的な病気が疑われるなど医療が必要な場合には、備前保健所とも協議の上、岡山県精神保健福祉センター等の医療チームに入っていただき、対応方法について検討して支援しています。さらに、関係者によるケース会議を定期的に開催し、継続的な支援を行っています。今後も医療関係者の参加が必要な場合、積極的に医療チームを活用し、対応を検討してまいりたいと考えています。 また、ひきこもりを解決するためには、家族や地域住民の理解を初め、ご本人が社会にかかわるきっかけとなる社会資源が重要であると考えています。市議ご提案くださったように、コミュニティー・カルテ、この調査によって得られるデータを分析することによりひきこもりなど諸問題を改めて把握し、今後の福祉施策の推進に生かしていきたいと考えています。 以上です。 ○議長(平原順二議員) 島津議員。            〔11番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆11番(島津幸枝議員) 順番は違いますけれども、質問事項4、ひきこもり対策から再質問させてもらいます。 まず、相談される方で紹介があるというふうになれば、スマイルであったりとか保健福祉部とかにすぐわかりますよね、そういうのが明確。介護問題であれば在介センターであるとかそういうのが明確になっています。ひきこもりで本当に相談に行こうと思ったときが大事だと思うんです。当事者であったり家庭であったり、この機会を逃したらいけないという意味では、すぐ瀬戸内市がここに相談してくださいという発信力というのは、大変アピール的にもその人のためにも重要であると思います。本当に、相談をどこにしていいかわからないからとりあえず私のところに来てみたんだというふうに言われるんですけれども、その方に寄り添って話は聞くんですよ。だけれども、次につなげようと思っても、スマイルでもない案件だなあとかというふうになってしまいます。ですから、ここで本当に早急に対応できるのは、今これからデータ分析だとかもされると思います。とりあえず、ひきこもり相談はここの電話にかけてくれというところはいち早くできることじゃないかなというふうに思います。まずはそれだけでもしていただきたい。部長、いかがでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 保健福祉部長
    保健福祉部長(谷本憲子君) ひきこもり相談の啓発活動というのは、確かにいろんな部署で受けているがゆえに、ここだけというふうなことを実際にはしていなかったというふうなことは現状では課題があると思います。どこの部署に置くのが適切なのかということはもう少しちょっと検討の時間をいただけたらと思いますが、いろいろな部署で受けておりますので、その中にひきこもりについてもご相談を受けるという形ではすぐに啓発ができると思いますので、この電話番号にというご提案については少しお時間をいただきたいと思いますが、ご相談をしやすいような形というのはとっていけたらというふうに思っております。 ○議長(平原順二議員) 島津議員。            〔11番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆11番(島津幸枝議員) ぜひともよろしくお願いします。まず、取っかかりが大事ですので、これは別に予算とか関係なしにうちでとりあえず受けますよという発信です。よろしくお願いします。 それから、専門の相談員ですけれども、これもなかなか大変難しい相談内容になると思います。各地で、岡山県でもそうですし、厚労省のほうでも相談員であるとかサポーターの研修も実施されていますので、ぜひその参加を通して専門の相談員を配置する努力をしていただきたいと思います。 それから、要旨2で、当事者、家庭・地域・医療関係者、教育関係者、本当に部長言われるように資源がない中でなかなかその人の自立の道に解決を導くことは難しいです。瀬戸内市は、岡山市内と違ってひきこもりの支援センターというのもありません。ない中でどういうことをすればいいのかというのは私もはっきり頭にイメージできないんですけれども、まずはみんなで知恵を出し合うところから始めることがひきこもり対策を解決する、成功させる鍵になると思いますので、ぜひともよろしくお願いします。 今回の調査もそういうことで生かすと思いますので、具体化するという考えですよね。今回の調査で、分析されてひきこもり対策として具体化をするということも含めて調査をされるというふうに理解していいですか。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) このひきこもりの問題につきましては、非常に深刻だというふうに今から考えておく必要があると思っております。そうした意味で、島津議員も非常に悩んでいらっしゃることと同感な部分が私どももあります。つまり、幾ら相談を受けてもそのバトンを次に渡す相手がいないということであります。したがって、幾ら私どもが相談窓口を持ったとしても、そこから先にじゃあどこへどうつなげていくのかというのは、我々が仮にやったとしても島津議員と同じような悩みを抱えることになるんではないかということが今回の私たちの調査の問題意識の出発点であります。したがって、大切なことは相談窓口をつくるというこれももちろん大事ではありますけれども、問題はその次につなげるところ、どういうふうに社会の中に復帰していただくような道筋をつけていくかということをしっかり見きわめていくということを、この調査を通じて幾らかでもその取っかかりをつくっていきたい、そういうふうな思いであります。 もう一つは、既にひきこもりになられた方々に対する対応も必要でありますけれども、もっと前の段階、学校教育であるとか、そうしたところでどのように未然に防いでいくのかというところにも力を入れるべきだと思っておりまして、そういったところへ特別支援の関係もありますけれどもどう手を入れていけば、将来的なそうしたひきこもりであったりとかニートであったりとかいろんな社会的な問題と言われるような現象を食いとめることができるのか。そこへ未然に手を打っていきたい、そういうふうな思いを込めてこのCCS調査というのを実施していくものであります。したがって、今後の検討の中で、ご提案の趣旨は十分私たちも同感でございますので、前向きに一生懸命検討していきたいというふうに思っています。 ○議長(平原順二議員) 島津議員。            〔11番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆11番(島津幸枝議員) どうかよろしくお願いします。 続きまして、広域の水道企業団からの受水について、この国の買い取り部分を受水の部分に転用していくよう要望していただくということで、お願いします。これは何度も私はこの場に立たせて言わせてもらっているんですけど、苫田ダムの開発、過大な受水量を見込んだ結果、高い水を各構成団体が買わなければならなかったということは、すなわち水道料金を払う市民にご負担をかけているという、これは皆さん同感いただけない方もおられるかもしれないけれども失策なんですよ、国の。そこを余り言うと交渉になかなか難しいところがあると思いますけど、言えないと思いますから私が言います。失策です。ですから、堂々と本当に主張すべきところは主張してほしいと思います。ほかの構成団体も高い水買わされてというふうに思いを抱いています。構成団体の方たちと連携して、少しでも高い水を買い取る量が少なくて済むように働きかけていただくことを強く求めます。市長、お願いします。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) この利水と治水の割合を変更するということは、これは災害対策にとって国交省のほうから見ると有効な施策であるという言い方ができると思います。実際に、水道を使う利水の立場からいうと、これは非常にいいように私も初めは思っていたんです。厚生労働省へ私も行ったときに、利水と治水の割合を見直すということが一つ岡山県はやるべきではないかという話を以前から聞いておりました。今回、結果的に厚生労働省側からではなくて国交省のほうから出てきた話であります。これで何か我々にとってメリットがあるかのように私も期待をしたんですけれども、現実には利水の部分を減らすことによって何が起こってくるかというと、起債の繰上償還がついてくるということが想定されます。したがって、買い取っていただいたとしてもそれが繰上償還に回されるということになれば、長い目で見れば起債の償還額全体は減ることにはなりますけども、個々単年度で近い将来だけ見たときには余り意味がないのかなというのが今私たちが受けている正直な感想であります。違っていたら部長、答弁を修正していただきたいと思いますけれども。大切なことは、岡山県は用水の供給とそれから我々の給水というのをこれは完全に切り離してやっているから、我々はどういう意思決定になるかというと、もう水が吉井川を渡れんようになって水が来んかったら困るからということで水源をぎょうさんやっぱり持っとかにゃいけんという話になります。それぞれが、本来だったらこれだけとらなきゃいけないものをとらずにぎょうさん余らせとるわけですね、それぞれ給水能力がたくさんあるにもかかわらず。そういったところがもうちょっと全体で融通し合えて、それだけたくさんの水源を持たなくてもやりくりできるようになれば結果的には広域化という話になりますけれども、水道料金を幾らかでも抑えていく方向になるんじゃないかなと思いますが、今の状況ではもう議員もご存じのように、もう用水は用水だけと、給水は給水だけということで完全にここで分断されてしまっているので、その水の融通の最適化ができないというのがこれが構造的な問題なのかなというように思っております。そうはいっても、広域に対して我々申し上げることはしっかり申し上げて、幾らかでも構成団体としてしっかりと我々の立場を主張していく必要があると思っておりますので、またいろいろ相談しながら頑張りたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平原順二議員) 島津議員。            〔11番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆11番(島津幸枝議員) 繰上償還を求められることになるということは初耳でしたけれども、先ほども言ったように国が招いた間違いとまでは言いませんけれどもそれを押しつけられているというところもあります。繰上償還しなくても済むようにまた働きかけることも、構成団体のトップとしては、市長だけじゃないんですよ、構成団体の皆さんのトップとしては必要な交渉じゃないかなというふうに思います。なかなか難しい話だということは、これまで10年間ずっとこの問題を取り上げてきてもなかなかちっとも改善されない。30%でよかったのが、逆に40%受水せえということで、逆行している話ですから難しいということもわかるんですけれども、水道料金にはね返るという意味では、強く市民のために市長として努力していただきたいなというふうに要望します。 それから、火葬場ですね。先ほど言われた35億1,800万円、斎場建設31億4,100万円、この金額は炉の数は幾つで算定したものでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(松尾雅行君) 炉の数は6基で計算しております。 ○議長(平原順二議員) 島津議員。            〔11番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆11番(島津幸枝議員) 35億1,800万円ということが、最初は火葬場って高うかかるんじゃなあというふうに私は知らんもんですから思っていました。ただ、先日、玉野市の斎場のほうに共産党議員団で研修をしに行ってまいりました。ここ玉野市の炉数といったら5炉プラスのそれから動物炉と汚物炉が含まれたもので、全部の建設費や造成費も含めてなんですけど、土地代はあそこはもともと自分の土地でしていますから土地代は入りませんけれども、その額が9億1,400万円で済んでいるわけですね。中でも斎場についてちょっと注目したいんですけれども、6億9,300万円。今言うように大型炉が5炉、動物炉1炉、汚物炉1炉、うちとこでこの計算をしたのが6炉ですね。それで、何とも31億4,100万円もするものかなあというふうに疑問を持つわけです。今、概算で出されているから、あくまで概算だから余りそこの追及はしませんけれども、ちょっと余りにもかけ離れているので気になるところです。とりわけ玉野は火葬使用料も無料、それからあと、あわせて葬祭費も無料ということで、この斎場には葬祭場まで含まれているんですね。葬祭場まで含んで、待合室も多い中で9億1,421万5,000円で済んでいるんです、これは実施設計なんかも全部含まれていますが。ですから、何を今回の質問で取り上げたいかというのは、最初に合計35億1,800万円というのが先に出てしまうとそのお金から脱せないんですよ。例えば、斎場部分、炉の部分が玉野市同様に10億円以内におさまりました。だけど、35億円の枠の中ではまだ使えるじゃないかと。そうしたら、造成費や用地費でちょっと大きく出ちゃうんですよ。膨らんだお金のままスタートしています。玉野市のここで抑えた予算でできているというのは、一つは単市単独でしているんですね。単独でしているから、斎場の更新費用に係るお金はこのお金の中でしようという思い入れがあってここまで低コストで、低コストっていう表現もよくないかもしれないですけど、コストを抑えて建設に至っているんじゃないかと思います。35億円というのが岡山市と一緒にするということで、岡山市と一緒だから膨れているのかどうかわかりませんよ。もしそうであれば、きちんと見直す必要があると思います。今回の予算で見直されるんだと思いますけれども、決して35億1,800万円が、今回の基本計画で概算も出しますが、このお金を基本にしないことだけは注意していただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(松尾雅行君) おっしゃるとおりです。この35億円といった数字はまことに大概算でございまして、今後は協議をしていかなければいけないんですけど大切な予算でもありますので、有効かつ効率的に市民のために使うものでありますので、慎重にそのあたりは協議していきたいと考えております。 ○議長(平原順二議員) 島津議員。            〔11番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆11番(島津幸枝議員) 岡山市と一緒にすれば、今後の運営費だとか負担が少なくて済むということはわかります。本当にそうだろうなというふうにわかるんですけど、ただ岡山市と一緒にするメリットって金銭的なものだけですよ。あとはデメリットばっかり。岡山市と一緒にして金銭的にメリットがないのであれば、私はちょっと本当にこれ、どうやって進めるべきかを考える必要があると思います。例えば、場所ですよ。場所だって、岡山市と一緒ということでブルーライン沿線上でつくらないといけないということでは、場所の選定についても限られてしまいます。これはデメリットです。実際、できてからも岡山市からの利用者が通るわけですから、これもまたデメリットだと思います。今回の場所については余り触れたくないですけれども、もし仮にそこの場所が取りつけ道だったり造成費だったり多額な費用を要する可能性があるのであれば、本当に慎重にならないといけないと思います。これから交渉団体ですからここには触れませんし、答弁もよろしいけれども、何のために岡山市とするのか。お金が一円でも安くなるためです。部長の答弁で、スケジュールが示せないというふうに言われましたね。もし瀬戸内市単独であれば、スケジュールは24年の、これ示された瀬戸内市における火葬場建設整備業務報告書、概要版示されました。この時点でスケジュールが示せているんですよ。合併特例債の期限はいつまでですか。32年度末でしょう。このスケジュールでは、本来であれば平成27年度うちに基本設計を終えてないと32年度の合併特例債の期限には間に合わないという報告もこのときしているじゃないですか。もしかしたら、合併特例債がフルに使えない可能性が私は出てきたんじゃないかと思います。そうすれば、これからコストを削減してくれるだろうからまた違うんですが、9億8,150万円が地方交付税措置が受けられなくなったら財政課としても困るでしょう。大変な問題ですよ。いろいろ公共施設の再編計画で、今既存にある施設をばっさばっさ譲渡したり廃止したりするのもそれは削減かもしれませんけれども、これからつくる施設こそ削減の可能性が大きいんですよ。抑える可能性が大きい。それを、合併特例債活用できる間にできなければ、岡山市としている負担が少なくて済むという話、根拠から総崩れしてしまう。運営費についても、この示された報告書の中では、単市でやっても年間1億円近い運営費が必要だというふうに報告がありました。玉野市は、葬祭費無料であるとか棺おけだとか全部消耗品についても無料なんですよ。そこまでしろということは今回は言いませんけれども、年間の維持費がそういうのももろもろ含めて4,235万円です。もし本当に単独で決断されたのであれば、瀬戸内市単独でも3,000万円ぐらいでもしかしたら運営費がやっていけるかもしれない。火葬使用料、それも収益として1,000万円近くは入るわけですから、十分その運営費として可能じゃないかとまでは言い切りませんけれども、もし合併特例債が使われなくて岡山市と一緒にするがゆえに建設費、造成費、全てが膨れ上がるのであれば、私はメリットが本当になくなってしまって大変なことになると思います。それこそ、交渉している段階で余り追及すると困るんじゃというふうに言われかねないと思いますけれども、現段階で単市ですべきか岡山市とすべきか、私自身もどちらがいいかわかりません。ただ、慎重に見きわめないと大ごとになります。もう単市でやって、合併特例債の有効フル活用できるスケジュールで、場所の選定にしても単市ならばいろいろまた選択肢も広がるわけです。そうなれば、平地であれば造成も少なくて済むでしょうし、そういうのも勘案して、早急にこれは市長、本当に決断しないと、岡山市とするからもう大船に乗った気持ちで、あそこは財政も豊かだし負担も割合も出してくれるというふうにしていたら大きな間違いを起こすことになります。ここで、私は岡山市とするなということは申してはいません。ただ、本当に見きわめないといけない時期に来ていると思います。市長、広域のごみの脱退しました。あのときしなくてよかったと思うでしょう、今。あのとき見きわめる力が市長、あったからですよ。私はあのときの市長の決断は本当に英断だと評価しています。そのときの思いを思い起こしてこの問題、ちょっと検討していただきたいと思いますけれども、市長の見解をお願いします。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 私も島津議員と同感でありまして、合理的にいろいろな状況を想定して判断をしていかなければいけない時期がもうそんなに長くは残されていないかなと思っております。 そこで、考えなければいけないのは、建設費用とあと運営のコストとこの両方をしっかり見きわめるということであります。確かに理想を言うと、この建設コストも合併特例債が使えて市の負担が最も少なくて、また運営のコストも市単独ではなくて案分とかという方法をとりながら、運営コストも将来にわたって抑えることができるという状態が一番いいんだろうなというふうに思います。しかし、それがもろもろの事情によって建設がおくれた場合にどう考えるのか、それから合併特例債が使えなくなった場合にどう考えるのかというところは非常に思案のしどころでありまして、合併特例債はあくまでも建設費用に対する起債に係る、元利償還に係る交付税措置だけでありますから、その後の運営管理費に合併特例債が充当されることは全くないわけですから。ですから、建設コストのごく一部が合併特例債で使われると。そう考えたときに、じゃあ40年、50年先までの運営コストを市が単独でずっと持ち続けることが果たして妥当なのかどうかということ、ここをやっぱり両方よく比較検討して判断しなければいけない、そういう案件がございます。 それから、今回私どもが合併特例債を活用することを視野に入れながら火葬場の建設に向けて今動き出したわけでありますけれども、これは現段階では西大寺の斎場を我々は使わせていただいて、ある意味で一番費用を抑えて安定的に火葬のサービス、それらを受けられている状態ではあります。西大寺の火葬場が、じゃあ今すぐなくなるかというとそれはそうならないわけでありまして、当分の間はどういうふうな形になるかわかりませんけれども使えるという時間的な余裕もある中で、我々は何か我々としてできることを考えなければいけないというところで持ち上がっているのが今回の案件だと思います。したがって、最悪の場合、これができなかった場合にどうなるかということですが、そのあたりも含めて岡山市さんとよく協議をさせていただきながら、市民の皆さん方に安心していただきながら、なおかつコストをいかに抑えられるのか、そこを冷静に見きわめていきたいと思っておりますので、また折を見ながら議会の皆さん方にも検討状況の報告をさせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(平原順二議員) 島津議員。            〔11番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆11番(島津幸枝議員) 私の今回の質問の意図(「要望事項」と後刻訂)は、意図と言ったらちょっとおこがましいから変えます。要望事項は2つです。 まず1つは、35億円というぽんと大きい数字が出てしまったら、業者だってやっぱりその35億円に目をつけているんですよ。そこは業者は上手です。ですから、その辺もきっちりできるだけ最初のスタート段階の予算の根拠を持って、適切な数字で発進、スタートしていってほしいなというのが一つ。 もう一つは、今言ったように本当に見きわめが必要だということです。市にとっては、いろいろ岡山市との関係とか財政との関係とかありますけれども、市民にとってはメリットは財政的に安く済むかどうか、その1点ですから、あとはいいことないんですよ。用地だって、瀬戸内市の人のためだったら喜んでとかという場合も、そんなことは聞いていませんよ、場合だって想定できますので、その辺は本当にいろんな目で決めていただきたいなと思います。そういう目で決めていただいて、私はだからそれでも岡山市とやるほうがいい、それでも瀬戸内市単独でやるほうがいいといった、その検討を踏んだ上でちゃんと私たちが納得する説明ができれば両方とも英断だと思います。どうかよろしくお願いします。 続きまして、最後、どうしても最後、時間がなくなるんですね。 まず、コミュニティセンター地域交流サロン・公民館分館を4年後に譲渡ということなんですけれども、私の地域、邑久町地域ですから、なかなか地域交流サロンや公民館分館はイメージできないからコミュニティに絞って再質問させてもらおうと思いますけれども、管理運営費、改修費、算定項目に盛り込むということで、盛り込むんだったら別に譲渡は必要ないじゃないですかと思うわけです。公共施設の再編計画、何を目的にしたと言ったら、何度も何度も総務部長言ってくださっているように、全部の施設を瀬戸内市が持っていたら大変なことになるということで、財政的な面での目的のみでのことですよ。今、管理運営費、改修費も盛り込むし、譲渡の際には改修したものを譲渡するということも考えているというふうに言われるんですけど、財政的な目的だったら譲渡しないほうがいいと思うんですけど。 それで、もう一つだけ言わせてください。やっぱり地域の拠点には間違いない。前の議会でもそういう認識でした。それは共通認識でした。これから地域自治組織を形成していく段階にあるわけですよ。その拠点になる施設が土台になるわけです。土台といったら、この邑久町地域で言えばコミュニティセンターなんですよ。このコミュニティセンター、じゃあもう今後廃止だって想定しているわけでしょう、地域によっては受けない。最悪の場合は指定管理は延長もすると言われていますけれども、例えばもう更新費用をその地域で捻出できない場合は廃止せざるを得ないんですよ。その地域を邑久町から奪わないでほしいと思うんです。その地域によっては地域間格差がありまして、物すごく豊かなコミュニティだってあると思いますけれども、ないと思いますね。ないはずです。私たちコミュニティの協議会の役員さんたちは、全くの善意のボランティア組織なんですよ。今の段階、これから地域一括交付金制度がどういう制度になるか全然聞いていないからわからないですけれども、今の段階ではそういう善意のボランティアなんです。そういう人たちに、もう譲渡するからというふうにする必要がありますか。地域のコミュニティ施設を市長、奪わないでほしいと。奪うんじゃないと言うんでしょうけど、可能性だってあるわけですよ、遠い将来だったら地域によっては。地域の土台、それは庁舎の周辺地域に大きな施設ができたり大きな利用するものができたりするのも、それはそれでまた活性化するかもしれません。ただ、地域から市の拠点施設、市が責任を持つ施設がなくなったら土台がなくなるんです。私は今回、地域一括交付金制度、よくわかりませんよ、地域自治組織を形成して地域に頼るならば、なおさらコミュニティセンターは物すごく重要なものになってくると思いますけれども、市長、それでも市は譲渡を考えられますか。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) そうした施設を地元の皆さん方に受け持っていただくということは、恐らくいろいろな準備をしていかないといけないと思います。当然、地元の皆さん方にそれを受けるだけのマンパワーとそしてそれだけの力があるかどうか。つまり、地域づくり、人づくり、これをまず先にやっていかなければ、幾ら地元へ譲渡という話をこちらから持ち出したとしてもそれは受け入れる話にはならないというように思います。したがって、そうした枠組みがまずできるということ、またできるように我々も最大限地域の皆さん方を信じて、信頼をして、そしてその力が高まっていくように、まさに住民自治がしっかりと根づくようなその努力をするというのが大前提だと思っております。その上で、財政的な問題もあります。つまり、今は市の一般財源を使いながら…… ○議長(平原順二議員) 残り3分です。 ◎市長(武久顕也君) 全ての施設の維持管理をしておりますけれども、今回、一括交付金ということになりますと、その財源はまちづくり振興基金を使っていくというそういう形に恐らく変わってくると思います。したがって、そこで結果的に長い目で見ると余り意味がないかもしれないけれども、短・中期的に見ると一般財源を何とか倹約していくことにもつながるとか、そういった意味合いも正直ございます。それから、施設をどう活用していくかという地元の皆さん方が自由な発想で考えることによって、もしかしたら、これはなかなかないと思いますけども、もうコミュニティは要らないと。コミュニティの一括交付金のお金を、コミュニティを維持管理するために使うのではなくもうちょっと別な形で既存の施設を使って、そこを使いながらそのお金を有効活用して同じ機能を発揮していくとか、いろいろな創意工夫ができる可能性も私はあるんじゃないかなと思っております。したがって、あくまでも住民の皆さん、地元の皆さん方との対話が一番でございますので、そのあたりしっかり信頼関係をつくりながらやっていけるように頑張りたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 島津議員。            〔11番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆11番(島津幸枝議員) 言っていることはわかるんですけれども、拠点は拠点ですから、まずは地域づくりをしないと譲渡にも移れないだろうということも言われました。本当に地域づくりができないと、譲渡の計画4年後なんか決めるべきじゃないですよ。4年後の計画というその4年後というのにこだわらず、検討を進めていっていただきたいなというふうに思います。 もう本当はこの一番最後のを一番言いたかったんですけど、市営住宅です。 部長、私が聞いたのは、建てかえをした住宅に対してどうするのかということを聞いたんですよ。建てかえ、本当に約束しているんです。7月14日、そこの住宅に出向いて説明会をしています。このときの説明会では、建てかえに係る費用、そして建てかえをするときに皆さんにどこに移っていただくか…… ○議長(平原順二議員) 残り1分です。 ◆11番(島津幸枝議員) という説明もみずからがしているんですよ。これが平成23年7月14日。このときには25年のとき、福里と同時並行では無理だから27年にしますよというふうになりました。それで、当時の出射さんが部長のときに29年度に建てかえしますということ、この場でも約束しているんです。市長もそのとき約束しているんですよ。何回裏切るんですか。詐欺(「裏切り」と後刻訂正)ですよ、やること。住民説明会でどういうことを言っているか。できれば、自治会をそこでつくっていただければ建てかえもスムーズに行きます。ですから、そこの住宅の人たち、自治会組織までつくりましたよ。言われたことを努力して、それをここまでの約束を取り交わしながらしませんというのはどうかと思います。 ○議長(平原順二議員) 終わります。            (11番島津幸枝議員「しっかり検討していただきたいと思います」と呼ぶ) 以上で島津議員の質問を終わります。 ここで10分休憩を入れます。            午前10時31分 休憩            午前10時43分 再開 ○議長(平原順二議員) それでは、休憩に引き続き開会をいたしますけども、その前に島津議員から訂正が出ております。許可してよろしいでしょうか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平原順二議員) 11番島津議員。            〔11番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆11番(島津幸枝議員) 大変ご迷惑をおかけします。私は先ほどの一般質問の中で、「住民に約束を取り交わしているにもかかわらずそれをしないというのは詐欺ではないか」という発言をしました。「詐欺」という言葉に関しては適切ではないと思いますので、「住民と約束していることに対してしないのは住民に対して裏切りの気持ちを与えることになるのではないか」というふうに訂正をお願いしたいと思います。 ○議長(平原順二議員) この取り消しを許可することにご異議ございませんか。            (11番島津幸枝議員「訂正です」と呼ぶ) 訂正じゃな、訂正を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平原順二議員) 次に、発言順序8番、高間直美議員の一般質問を行います。 高間議員の一般質問に際してパネル等の使用許可が出ておりますので、ご承知おきください。 それでは、どうぞ。 高間直美議員。            〔2番 高間直美議員 登壇〕 ◆2番(高間直美議員) それでは、議長の許可をいただきましたので、一般質問に入らさせていただきます。 9月は季節の変わり目、一日のうちでも寒暖の差が出る体調を崩しやすい時期です。皆様にはくれぐれも健康に留意していただきたいと思っております。 さて、人々の健康のため、栄養学の普及に貢献した香川綾さんの言葉にこうあります。年をとったからもう努力はしないでよいという日は一日だってありません。戦後の日本人の食生活改善などを指導した彼女は、さらに学び続けること、それが私の健康の秘訣になっているとも言われています。食は体をつくります。栄養や運動、睡眠はもちろん大切です。その上で心がどうであるか。98歳まで生き抜いた栄養学の母が語る秘訣は、充実の秋へと歩む上での思索に富みます。今回で一般質問も10回目、常に学ぶことばかりでした。このたびも、市民の皆様の声を届けるべく精いっぱい頑張って質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、通告に従い、質問させていただきます。 質問事項1、ふるさと納税についてお伺いいたします。 同市のふるさと納税をリニューアルするために、RHトラベラー株式会社に業務委託することになり、8月27日に事業者等に説明会を開いたと聞いております。 要旨1、お礼の品の今後の方向性は。 今までとどう変わっていくのかお教えください。 要旨2、当市を継続的にアピールする案は。 事業者との間で、当市をアピールする具体的な案は出されたのでしょうか、お教えください。 要旨3、準市民制度を取り入れては。 先月、ある方から、幼少のころ、両親の仕事の都合で転勤が多く、ふるさとと呼べるところがない、人にはふるさとと呼べるところがあったほうがいいよねという話になり、佐渡市が取り組んでいる準市民制度について教えてくださいました。早速、ネットで登録。1週間以内で準市民登録カードとたくさんの情報が詰まった封筒が届きました。こういう市長からのお手紙と佐渡準市民登録証というやつと、あとこれは別個に来たんです。それから、佐渡市がわかるような、トキが有名なところなんで、こういう町がわかるところ、あと、文化財もうちにもたくさんありますけれど一覧、島の地図とこんなに文化財があるよというものと、あと私は食べることが大好きなのでおいしいものカタログ等々、たくさんいただきまして、思いが膨らんだところに、ちょうどどの便で来ますかということで時刻表とマップ、電車で来てもいいよ、あるいは飛行機で来てもいいよというこういうものです。じゃあ行ってみようかなと思うと、この準市民になった私にはたくさんの特典がついていますよということで、申し込みをしてくれたホテルだってこんなふうに安く泊まれますよというのが書いてありました。そして、最後に、佐渡ふるさと島づくり寄附金ということでふるさと納税のことも書いてありまして、すぐ申し込めるような用紙をいただきました。また、喫緊のイベント等もあるので、ウオーキングとかこういうのも参加したらどうですかというような内容のものがたくさん届けられました。佐渡市の町が本当に想像ができるものです。旧町時代、牛窓でも取り組んだことがあるというのもお聞きしておりますが、当市でも取り入れてはどうでしょうか。 質問事項2、18歳からの選挙権導入について。 来年の夏の参議院選挙から、18歳からの選挙権が導入されます。若年層の投票率が低いと言われる中、この18歳にどのように政治参加意識を向上させるのか重要になっております。 そこでお伺いいたします。 要旨1、新たに選挙権を得る方に対する取り組みは。 要旨2、選挙啓発のために邑久高校生を対象に模擬議会を開催しては。 先日の新聞に、意識向上へ参加型事業として、住民の意見を聞いて解決策を提言する活動を推奨し、政策をテーマに議論する模擬議会の具体例を挙げたり、模擬投票にも取り組むよう求めているとありました。すぐ近くにありながら、なかなかつながりが少なくなってきている邑久高校生とかかわることによって、よりフレッシュな意見も聞くことができるチャンスです。 先月、鳥取県北栄町、名探偵コナンの町で有名、きょうもピンバッジにつけてきましたが、有名な町に視察に行かせていただきました。そのとき、ちょうど広報に、議会だよりに模擬議会のことが特集されておりました。高校生の感想はどうでしたかと議長さんにお聞きいたしましたら、模擬議会で質問したことを必要と答弁してくれ、すぐに実現できたことがあったそうですが、生徒たちが大変喜んで、政治が身近になったとの感想があったそうです。これは高校生がほぼ運営をされたとお聞きしております。当市も開催してはどうでしょうか。地元の高校を卒業した生徒は、たとえ大学等で一旦地元を離れたとしても帰ってくる確率は高いと言われております。地方創生と言っても、こういった連携が大事だと思っております。邑久高校と何らかの形で連携したい、応援したいと思っていますがどうでしょうか。 質問事項3、不登校対策について。 現在、新規で不登校になる生徒は全国で約6万2,000人と言われております。これは新規でです。さまざまな支援をしているのにどうして不登校が減らないのでしょうか。また、義務教育期間中に不登校を解決できずに卒業した約4万2,000人と言われる人に対する支援も考えなければなりません。対症療法的ではなく未然予防という考え方から、家庭教育の必要性を感じます。 そこで、お伺いいたします。 要旨1、当市の不登校の現状は。 要旨2、新たに設置した支援員の状況は。 子どもを取り巻く状況はどんどん複雑になってきています。家庭、学校、地域が支える力が弱くなり、相互連携も希薄になってきています。そのすき間を、中間支援の機関が埋めることが必要であると思います。中間支援とは、家庭の自立を目標とし、支援が離れた後も家庭が積極的に地域や学校にコミットしていけるような関係の橋渡しとして家庭教育支援チーム体制をつくり、要旨3、家庭訪問型でありますアウトリーチ型の支援を進めてはどうでしょうか。 質問事項4、子どもの支援について。 埼玉県川口市で、祖父母殺害の当時17歳の少年の壮絶な生い立ちが話題となっております。子どもたちの置かれている環境はどんどん変化してきています。そのような中、私たち大人の責任もこのような事件があるたびに感じられます。 要旨1、教育委員会と保健福祉部の連携の現状は。 要旨2、窓口を一本化して子ども支援を担当する部をつくっては。 生まれてから成人するまでの間を支援する、子どものことはこの部局に行けばよいというそういう部をつくってはどうでしょうか。 以上で1回目の質問を終わります。どうか明快なご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(平原順二議員) 石原総合政策部長。            〔総合政策部長 石原知之君 登壇〕 ◎総合政策部長(石原知之君) それでは、私のほうから、質問事項1、ふるさと納税について、質問事項の要旨1から3についてお答えいたします。 まず、質問の要旨1、お礼の品の今後の方向性はというご質問です。 ふるさと納税のお礼の品につきましては、3万円以上の寄附があれば寄附額にかかわらず一律で返礼してきたところですけれども、今回、議員さんご指摘のとおりふるさと納税制度の仕組みを見直し、さらなる歳入確保と地場産業の活性化を目的に、お礼の品も拡充すべく現在募集を進めております。お礼の品は寄附者の方々に瀬戸内市の魅力を感じていただけるものとしたため、地元産の原材料を使用していることや市内で製造、加工された品であることとし、今回から、また宿泊施設や飲食店等が提供するサービスについても返礼品に含める予定としております。また、お礼の品の価格については、寄附額に応じて8段階の品を用意する予定としており、寄附者にとって魅力あるラインアップとすることばかりでなく、地元業者にとっても商品開発に対する意欲が増すとともに、自社製品等の取り扱いの幅が広がり売上増に貢献できるものと考えております。新制度につきましては11月11日に開始する予定で、新制度開始以降もその都度お礼の品については拡充してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 続きまして、質問の要旨2、当市を継続的にアピールする案はということでございますが、ふるさと納税につきましてはご存じのとおり、生まれた自治体から医療や教育等、さまざまな住民サービスを受けて育ち、やがて進学や就職を機に生活の場を都会に移し、そこで納税を行い、その結果、都会の自治体は税収を得ることになりますが、自分が生まれ育ったふるさとの自治体には税収が入らないということになります。 そこで、今は都会に住んでいても、自分を育んでくれたふるさとに自分の意思で幾らかでも納税できる制度があってもよいのではないかといった問題提起から始まり、生まれ育ったふるさとに貢献できる制度、自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度として創設された制度でございます。しかし、今では、寄附者の多くはお礼の品目的の場合であり、全国的にその傾向は顕著となっています。そういった方々に、ふるさと納税を通じて継続的に市をアピールしていくには、第一に返礼品に魅力をつけていくことが必要であるというふうに考えております。体験型サービスをラインアップに加えるなど、実際に瀬戸内市に来訪し、市の魅力を体験していただき、それによってリピーターをふやす方法などが考えられます。また、返礼品とあわせて、市の魅力を感じていただけるパンフレットの発行やふるさと納税の使途についてお知らせし、瀬戸内市のまちづくりにかかわっている実感を持っていただくことも継続的な支援につながるものではないかというふうに考えております。これらのことを実際に事業化するに当たりましては、費用対効果を考慮しながら慎重に判断していく必要があると考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 次に、質問の要旨3、準市民制度を取り入れてはというご質問です。 市に好感を持っている、関心があるなど、全国の方々から町の応援をしていただくいわゆる町のサポーターである準市民制度については、ふるさと納税制度が持つ本来の趣旨に通じるものがあるというふうに考えております。瀬戸内市で準市民制度を実施すれば、市の広報紙を定期的に送付したり、市内業者と連携し、来訪時の各種サービスの提供などが考えられます。先ほど高間議員にも佐渡市の場合を教えていただきましたが、そういったことが考えられると思います。しかし、こういった制度を実施すれば、当然必要経費や事務量が増加してまいります。ふるさと納税事務におきましては、寄附者がふえるにつれて事務量が増大しているということもありまして、今回、業務の一部を委託させていただいたという現状がございます。ご質問の中にもありましたとおり、牛窓でも実施された経緯があるという発言がございましたけれども、制度として取り入れた場合には、その継続性が必要になるというふうに考えております。長期にわたって継続することが可能か、また費用対効果などを見きわめた上で導入については慎重に判断していく必要があると考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(平原順二議員) 入江選挙管理委員会事務局長。            〔選挙管理委員会事務局長 入江隆晴君 登壇〕 ◎選挙管理委員会事務局長(入江隆晴君) 失礼します。それでは、私のほうから、質問事項2、質問の要旨1について答弁をさせていただきます。 以前から、新たに選挙権を得る方に対する取り組みといたしまして、例年、成人式で新有権者向けのリーフレットを配布するなどの選挙啓発を行ってまいりました。 さて、ご質問のとおり、来年の参議院議員通常選挙から選挙権年齢が18歳に引き下げられることになっております。高校生対象の選挙啓発を含む主権者教育につきましては、今後、岡山県教育委員会が県選挙管理委員会と連携をいたしまして、県立高校、私立高校の中から数校になるとは思われますが、選挙出前授業や模擬投票を実施する予定であると聞いております。市選管といたしましても、それに参加させていただくよう要望しているところでございます。 市選管といたしましては、今後、国において作成、配布される予定の高校生向けの副教材の内容であるとか県の取り組み等を参考といたしまして、市内唯一の高等学校であります邑久高校でどのような取り組みができるかを検討いたしまして、県教委、県選管とも連携しながら選挙啓発に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 ○議長(平原順二議員) 坪井総務部長。            〔総務部長 坪井裕一郎君 登壇〕 ◎総務部長(坪井裕一郎君) 失礼します。それでは、私のほうから、質問事項2の要旨2につきましてご答弁させていただきます。 選挙啓発のために邑久高校生を対象に模擬議会を開催してはということでございますけども、若者の政治離れが懸念される中におきまして、高校生を対象として模擬議会を開催し、地方公共団体のあり方を決定する市議会というものを体験することは、今まさに選挙権を得ようとしている高校生にとって政治参加意識を高めていくためにもよい経験、またそのきっかけにもなると考えております。高校生の模擬議会となりますと、小・中学校の児童・生徒を対象としました模擬議会と比較しまして、ある程度高度で現実的な内容となることも予想されます。このため、実施に当たり、生徒が事前に瀬戸内市について学ぶことは郷土のまちづくりを考えるいい機会だとも考えますし、市政の仕組みや議会の幅広い活動を理解していただき、市政への関心をより深めていただくことは、ひいては郷土愛を育むことにもつながってくると考えますし、議員ご質問にもありましたように、このことが瀬戸内市の定住にもつながってくるというふうにも考えております。実施に当たりましては、邑久高校はもちろん県立の高等学校であることから県教委等と十分な事前協議が必要になろうかと思います。今後、議会事務局等関係部署と十分に協議をし、検討してまいりたいと思いますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 ○議長(平原順二議員) 柴崎教育長。            〔教育長 柴崎伸次君 登壇〕 ◎教育長(柴崎伸次君) それでは、私からは、質問事項3について答弁申し上げます。 まず、質問要旨1、当市の不登校の現状についてでございます。 不登校児童・生徒数は平成25年度までは減少傾向にありましたが、平成26年度は小学校が13人、中学校が37人となっており、中学校については平成24年度と同程度となりました。出現率は小学校が0.69%、中学校は3.54%であり、ともに学校基本調査の速報値における全国平均出現率を上回る結果となっております。これら児童・生徒が不登校に陥った要因については、友人関係、家庭環境、学業不振、情緒的要因などが複雑に絡み合っており、要因の特定が難しいということもあり、一度不登校に陥った児童・生徒についてはその問題の解消に時間がかかるのが現状です。 こういった現状を踏まえ、不登校問題の解消には新たな不登校を生まない取り組みが重要であると考えており、早期対応、未然防止の観点で取り組みの充実を図りたいと考えています。また、今年度から、新規事業として小学校における不登校対策実践研究事業を取り入れ、不登校傾向にある児童・生徒の個別の支援カードを作成し、個々の実態に応じた支援方法を実践的に研究したり、不登校問題に関する教員研修の実施や邑久小学校に1名の登校支援員を配置するなど、不登校問題の解消に取り組んでいるところです。今後はこれらの取り組みを充実させるとともに、ふだんから児童・生徒が学校への所属感を持ち、安心して学校に通うことができる環境づくりを通して学校への不適応を生まないという未然防止に努め、また休み始めてから3日目までの早期対応を大切にしながら、適応指導教室、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等の関係諸機関との連携を密にして、個々の実態に応じたきめ細やかな支援を行っていきたいと考えております。 次に、質問要旨2、新たに配置した支援員の状況はについてでございます。 現在、県の補助事業である小学校における不登校対策実践研究事業により、邑久小学校へ登校支援員を1名配置しています。登校支援員配置の主な目的は、登校しづらい児童への登校支援や相談支援を行うことで新たな不登校を生まないことにあります。現在、学校で行っている支援の主な内容は、保健室登校、別室登校等の児童への学習支援、教室での学習や活動への付き添っての支援、迎え等の登校支援、悩み等の相談支援などです。現在まで、新たな不登校の児童はおらず、登校支援員の配置は一定の効果があらわれていると考えています。今後も登校支援員と担任の教員が連携し、子どもたちの人間関係づくりや不登校傾向の児童の早期発見、早期解決につながるよう、不登校支援員の効果的な活用を進めていきたいと考えています。 次に、質問要旨3、アウトリーチ型の支援を進めてはについてでございます。 不登校傾向にある児童・生徒に対しては、これまでも学校の教員の家庭訪問やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等との連携により対応をしているところです。しかしながら、不登校に陥り欠席がちである児童・生徒は、学校の教育相談やスクールカウンセラーによるカウンセリングも受けなくなる傾向にあり、従来の教育相談の形式ではその実態がつかみにくいという現状があります。アウトリーチ型支援を推進することは、学校・地域関係諸機関が連携して不登校傾向にある児童・生徒の家庭のもとへ届ける支援を行うことにより、不登校傾向の児童・生徒一人一人の実態に応じたきめ細やかな支援を行う上で効果が見込まれるところです。また、その効果を高めるには、地域の実情や児童・生徒、家庭の状況に応じた専門的な知識を持った多くの人材の協力が必要不可欠であるとともに、支援を行うチームや体制の組織化、組織をつなぐコーディネーターの配置が重要と考えています。 なお、アウトリーチ型支援については、現在、国において支援の手法、支援を行う体制構築、具体的な取り組み、人材養成、関係機関との連携などについて具体的な検討が進められております。今後はその検討状況も踏まえつつ、専門的な知識を持った人材との連携も視野に入れながらアウトリーチ型支援について検討してまいりたいと考えています。 質問事項4については、教育次長から答弁いたします。 ○議長(平原順二議員) 近成教育次長。            〔教育次長 近成昌行君 登壇〕 ◎教育次長(近成昌行君) それでは、私のほうから、質問事項4、子どもの支援について、要旨1、教育委員会と保健福祉部の連携の状況はというご質問にお答えをいたします。 教育委員会からは、支援を要する子どもへの連携についてお答えをいたします。 幼稚園、小学校、中学校には、発達障害などの支援を要する子どもが多数在籍しております。それぞれの子どもたちの状況確認や対応について、定期的に学校と保健福祉部の各担当者が情報交換したり、年2回、発達障害にかかわる課題を中心に幼稚園と保健福祉部との連絡会を開催したりしております。また、教育委員会と保健福祉部は、家庭環境などに課題のある子どもたちについて、月1回、実務者の会議を開催し、情報を交換しております。必要に応じて、関係者の参画によるケース会議を開催することもございます。しかしながら、学校・園では日々の校務に追われ、対象となる一人一人の子どもの状況について関係機関と連携、協力しながらきめ細かく対応することは不十分な状況にあります。教育と福祉の両面から切れ目のない細やかな支援を実現するためにも、引き続き連携のあり方を検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(平原順二議員) 谷本保健福祉部長。            〔保健福祉部長 谷本憲子君 登壇〕 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) 失礼いたします。それでは、質問事項4、子どもの支援について、要旨1、教育委員会と保健福祉部の連携の現状はについて、幼稚園、保育園の事務連携につきまして申し上げます。 議員もご存じのとおり、平成27年4月より子ども・子育て支援に関する法律も大幅に変わり、市といたしましても幼稚園、保育園の連携強化を目的に、保健福祉部子育て支援課内に教育委員会総務学務課幼稚園係の職員を配置し、連携して業務を始めています。まだ半年に満たない状況ではありますが、新制度による認定業務等、職員同士の事務の連携も図られつつあります。また、幼稚園、保育園職員の合同研修等も開催することができ、事務的な面だけでなく職員の資質向上を目的とした連携も図られております。さらに、保健福祉部内の健康づくり推進課や福祉課とも同じ施設内となったことで連携がとりやすくなり、多方面において効果があらわれておると感じております。 質問要旨2、窓口を一本化して子ども支援を担当する部をつくってはについてご答弁させていただきます。 子どもの支援を行う窓口については、将来的には一本化することによるメリットもあると思っております。しかしながら、子育てに関する業務は、現在でも教育委員会、子育て支援課、健康づくり推進課等、それぞれの役割を持ちながら事業を推進しています。一本化するに当たっては、どの関係課を配置しどのような機能を持たせるか、どこの場所に設置するか等も十分検討する必要があると考えています。今後、公共施設の再編も視野に置いて検討してまいりたいと考えています。 ○議長(平原順二議員) 高間議員。            〔2番 高間直美議員 登壇〕 ◆2番(高間直美議員) それでは、再質問に入らさせていただきます。 まず、1番の質問事項から、ふるさと納税について。 ふるさと納税、ふるさとチョイス、何か欲しい商品を入れたらぱっと出てきて、余りそこの市のこととか町のことがわからずに物が価格というか、本当に返礼の品が前に出るような、何かそういうサイトのように私は捉えたんです。業務のこと、本当に大変でしょう。それをそういうところに委託することによって軽くなってほかの仕事ができるということではあるんでしょうけど、そこに何か余りこんなすばらしい瀬戸内市のことを想像できるということがなかなか私自身はそのサイトを見ていて思えなかったんです。今までも、こういう声をお聞きしました。よその市にふるさと納税してみたら、そこでは市長さんの顔が見えるお礼状が届いたり、あと、笑っちゃいけません、今までのもう本当に市のことがわかるような、本当に佐渡市のような行ってみたくなるようなそういうものが盛り込まれていたそうです、うちの市ではそういうものは一切なかったとお聞きしておりますが。私が言っているのは、ふるさと納税のもともとの出発点というのがやっぱり離れた人がふるさとに何とか何かしたいという気持ちから始まったという、もうそれが一番だと思っております。やっぱりそういう顔が見える形のものが、この間の8月27日に説明会があったときに、業者の説明会ではあったんでしょうけど、当市としてももっともっと顔が見える形のチームをつくっていただくとか、うちの市をアピールできるようなものを考えてもらうようなそういう努力というのは私は必要だなあと思っております。例えばですけれど、学校現場へ行くこと、私も総務文教委員会になって多々あるんですけれど、ちょっとした部品も皆さん買わずに我慢している、何かそういう現場です。自分が育った母校がそんなだったら何か寂しいなと思って帰ったんですけれど、そういう思いがある地域とか母校とかそういうところにそういうものを使ってもらえるとか、出身者の方じゃなくても大丈夫だと思います。あと、障害者施設、うちにたくさんありますよね。そういうところでちょっとアピールができるようなものを物とかじゃなくて支援する形とか、よく田んぼ体験とかもあると思うんですけれど、何かそういう顔が見えたり向こう側が見えるようなものをもうちょっと努力してこっちから発信していって業者委託というような、その努力というのはどういうふうに考えて、継続的というのも踏まえながら、どうでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) まず、ふるさとチョイスという部分につきましては、以前から私どものところではふるさとチョイスのほうへ掲載をさせていただいております。 それから、先ほどの答弁で申し上げたとおり、議員がおっしゃるとおりふるさと納税の発端というのはふるさとを離れた方、それからその自治体を応援したいというのですけども、答弁させていただいたとおり商品目当てというのが、もう多くの場合そういうふうな傾向にあるというふうに思っております。私どものところもそれなりの寄附もいただきたい、また地場産業の振興も図りたいということで、今回委託をしてこのような形をとらせていただいています。 それからもう一点、その顔が見えるという部分、おっしゃっていました。可能な限り、ふるさと納税の返品については今後パンフレットを入れるなり、それから市長の礼状という言葉がありましたので、それが可能であればそういったことを添えた返礼品のお返しをしたいというふうには思っております。 ○議長(平原順二議員) 高間議員。            〔2番 高間直美議員 登壇〕 ◆2番(高間直美議員) 返礼の品の努力もとても必要だとは思っているんですけど、瀬戸内市の応援団というのをつくるのが本当は大事なんだと思います。そういう部分では、お礼の品も実はそういうところにもしふるさと納税をしたら、その生徒たちの手紙や通信とか写真集とか、そういう自分が住んでいたところとかも読んで楽しいとか懐かしいもの、瀬戸内市の今の様子がわかるようなものを取り入れたりしたらいいのかなと。本当に寄附金みたいな形もあるかもしれないけど、ふるさと納税をしたいという返礼品にかかわらない人たちというのは、こういうもののほうが喜ばれたりするんじゃないでしょうかね。この部分はどうでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) おっしゃることは理解できるんですけれども、その返礼品にこだわっている方とそうでない方の見きわめというのが非常に難しいと思います。ですので、この方は返礼品目的じゃなくて真にふるさと、瀬戸内市を応援したいんだということがわかればそのような対応もできますけれども、そのあたりの見きわめは非常に難しいものがあると思います。 ○議長(平原順二議員) 高間議員。            〔2番 高間直美議員 登壇〕 ◆2番(高間直美議員) その見きわめという一つに、佐渡市のことを私は挙げさせていただいたんです。実は、先日、佐渡市に電話をさせていただきました、準市民として。そして、ありがとうございますということで、待ち受けの音楽さえも佐渡おけさなんです、本当に楽しかったんですけれど。準市民の現状をお聞きしましたら、何と今約7,300人になったということで、移住にもつながっていますと言い切っておられました。毎年、市を訪れるリピーターもふえておりまして、ふるさと納税もこの準市民の人が多いと言われました。瀬戸内市をPR先という今パンフレットを送ったり、そういうこともどこに配るかという、どこに送るのかというのが大事ですよね。それに、準市民制度ってそんなに私は手間がかかってお金がどうなのかなと思うんですけど、こういう方々に送ることによって質の高い返礼品にこだわらないそういうふるさと納税をしたいという方も私はおられると思います。当市出身の方々でいろんなところへ行かれている方もいらっしゃいますよね。そういう人たちに向けての分にも、もう準市民というのがあれば何か帰ってきやすい、帰らなくても年に1度はじゃあって思うんじゃないですか。そこの事務的にどうとか長期的にどうとか、長期的にもこういう制度ってとてもいいと思うんですけどどうですかね。 ○議長(平原順二議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) 佐渡市、7,300人というのは非常に多い数字だなというふうに感じました。先ほどご答弁のほうで申し上げたんですけれども、牛窓町で実施された経緯があるということも教えていただきました。そうした場合、なぜ中止になったかという部分もちょっと調べる必要があるかなというふうには思っています。答弁の中で申し上げたとおり、途中でやめてしまえば何かおかしなことになってしまいますので、制度設計ができてこれが継続できるんだという判断がつけば実施もしたいというふうに考えます。 ○議長(平原順二議員) 高間議員。            〔2番 高間直美議員 登壇〕 ◆2番(高間直美議員) 佐渡市で73,00人で成功していて、うちも優秀な職員さんいらっしゃいます。集落支援にもなれた方とかとてもすばらしい人たちが集まっているじゃないですか。うちで成功しないということは私はちょっと考えにくいなと思っていますので、そこは努力していくことだと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(平原順二議員) 答えるんですか。            (2番高間直美議員「はい」と呼ぶ) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) 検討させていただきます。            (2番高間直美議員「前向きにね」と呼ぶ) ○議長(平原順二議員) 高間議員。            〔2番 高間直美議員 登壇〕 ◆2番(高間直美議員) 前向きに検討していただけるようなので、お願いしたいと思います。 では、次、質問事項2、18歳の選挙権のことです。 この間も千町祭に行かせていただきました。少し校長先生ともお話をさせていただいたりしたんですけど、本当に今、邑久高、頑張っているんですよね。今回この質問に入れさせていただいたのは、余りにも近くにいながらかかわりが本当に薄くなっちゃっているなという、この邑久高校生に対してやっぱり私たちは頑張っていかなきゃいけないんじゃないかなと思ったので、これを今回入れさせていただきました。他市、他町でもそうなんですけど、公立高校に対していろいろと資金面でも援助しているところが多いということです。高校は県だからということではなくて、もうこの邑久高校生の大半は地元に住まれる、今も住まれていますしここに残られる方が多いと思います。今後の市の発展を考えても、何らかの形で進めてかかわりをしていただきたいなと思ってこの内容を入れたんですけれど。ここは市長、どうでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 私どもは決して邑久高校と疎遠になっているとは思っておりませんで、いろいろなところで連携させていただきながらやっているところがあると思っております。例えば図書館の案件にしてもそうですけれども、高校生の皆さん方にいろいろ意見を聞く機会をいただいたりとか、それから現在、地方創生の取り組みの中でも高校生の皆さん方にご協力いただいたり、それから先日のタウンミーティングでも邑久高校の生徒会長が来られて、元ですが、建設的な意見をおっしゃっていただいたりとか、それから校長先生ともいろいろ邑久高をどのように支援していくのかとかといったところでも意見交換をしたりとかさせていただいております。金銭的な支援も、もちろんその延長線にはあると思いますけれども、過去にも旧邑久郡3町で金銭的なご支援をしていた経緯があります。これも、3町お金を出し合って邑久高校を支援しようということでやっておったようですけれども継続せずに、それが一定の期間で終了したといった経緯であったりとか、今までに、さきの準市民もそうですけど、もういろんなことをやっているわけですね。それがなぜやまったのかということ、そのあたり、じゃあどうすれば継続的な関係をつくっていけるのかということを十分にお互い協議をした上で取り組んでいかなければ、やったはいいけども1年、2年でやめましたというのは我々はやっぱりなるべく避けたいと思っておりまして、最低でも5年は続くようなそういう制度、そういうふうなコミットした上で取り組んでいくべきだというように思っておりますので、そうした意味で当然、今後も邑久高校に対する支援策は検討していきたいと思っております。ちなみに、今度、高校生の皆さん方に瀬戸内市のことを知っていただきたいという高校からの要請もありまして、私自身が高校へ出向いていきまして、瀬戸内市の取り組みだったりとか瀬戸内市についてのレクチャー、そういったものをさせていただくような機会も今回いただくことになっておりますので、そうした取り組みを継続的に進めながら関係の強化に努めていきたいと思っております。 ○議長(平原順二議員) 高間議員。            〔2番 高間直美議員 登壇〕 ◆2番(高間直美議員) じゃあ、しっかり邑久高と協議を進めて連携をとって、市長が出向いていって話をするのもとてもいいかもしれませんけど、もっと本当にどういう面でじゃあ支援してもらいたいと考えているのか、どうしたらいいのかというのもしっかり聞いていただきたいと思います。北栄町の支援、鳥取県立鳥取中央育英高等学校も、うちと同じように目の前にあったんですけれど、そこの資料をちょっといただきました。地域探求時間の取り組みということで、地域リーダーとなる人材を育成しているということと、国は地方創生を打ち出し、全国でさまざまな取り組みが始まっているが、地方創生を実りあるものにするためには地域を支える人材を育成することが最も重要な課題と考えているということで、ここで人材を育てている、これは全国でも数校はしていると思うんですけれどそういう取り組みをしております。きっと、邑久高も今後、地域の人と根差して頑張って進めていくと思いますので、議会、執行部としてもそうですが模擬議会、ぜひ…… ○議長(平原順二議員) ちょっと高間議員、戻してください。 ◆2番(高間直美議員) はい、したいと思っているんですけど、しっかりかかわっていくということが大事だと思うので、またその進展状況をお教えください。よろしくお願いします。 それでは、質問事項3、不登校対策についてです。 先ほど教育長が言われました。3日以内でと言われましたけど、実は私もちょっと勉強させていただいております、不登校については。もう本当にこれは大事な問題だと思っておりますので、1日目から大事というふうに言われています。1日、2日目が最も大事で、3日目になると本当に大変になってくるという。そこの先生方も、その部分はよくご存じだと思うんですけれど、実際のところ、やっぱり現場の先生たちはもう多忙ですよね。もちろん日々の業務も大変ですし、報告書も大変ですし、一番大変なことは何ですかと、200人ぐらいの勉強会だったんですけど聞いたところ、一番がやっぱり調査研究に対する資料をつくる報告書、あれが一番大変だというのをどの先生も上げておられました。その中で大変なことはよくわかってこの夏は過ごしたんですけれど、ただ、本当に未然防止と教育長も言われましたよね。その未然防止ということが、本当に不登校になる前の支援が大事です。そのためには、先生方も元気に業務をしなきゃいけないし、子どものかわりに一番気づくのは、貧困も含めて、家庭の環境も含めて、いじめも含めてやっぱり気づくのは学校現場の先生だと思っております。でも、そこばかりでは今厳しい状況にもなっているというのを教育長もよくわかってくださっていると思います。その上での、私が今回言わせていただいているのが家庭教育支援チームが必要だなと。もう本当に、これはすぐできるものではないと私も思っておりますが、この人材を、先ほど言われましたよね、支援を行うにはコーディネーターも大事、組織づくりが大事だと、あと専門的人材が大事だと。今からその専門的な人材を育てるに当たっての勉強会とか、アウトリーチになると家庭訪問型ですので誰でもできるものではありません。それなりのセンスも要るでしょう。その人の思いも要るでしょう。その部分に対しての人材を育成していくということが本当に大事なんです。急にできるものではないので、これに取りかかるに当たっての方向性で勉強会を開いたり、そういう人材を呼んで実践を見させてもらったりとか、そういうことはお考えになりませんか。 ○議長(平原順二議員) 教育長。 ◎教育長(柴崎伸次君) ちょっとお答えする前に、先ほど答弁の中で、学校の先生方がもう3日目になったら家庭訪問をするということでやっていますけども、1日、2日休んだときに何もしてないかというわけではなくて、1日休んだ瞬間から学校から必ず電話等について連絡をとっています。子どもの状態を把握するように学校の先生方は十分に頑張っていただいていますので、そこはご理解いただきたいと思います。その上で、人材養成の話ですけれども、人材養成をするというのは、先ほど答弁の中でも、国において実際にいろんな対応をしていただける家庭教育支援チームの中でも人材養成についてどういうふうに進めていくかということは検討課題になっております。ただ、人材養成について先にできるかというと私はそうは思っていませんで、まずしっかりした組織をつくって、しっかりした組織の中でどういうふうにして養成していくかと、そういう順序だと思っていますので、まずはそのネットワークづくりのほうを先にすべきではないかというふうには思っております。 ○議長(平原順二議員) 高間議員。            〔2番 高間直美議員 登壇〕 ◆2番(高間直美議員) そうですね。わかっております、組織をまずつくるって。実は、うちの市では地域ボランティアがもう立ち上がっておりまして、その中にはかなりの人材がいらっしゃいます。結局、組織づくりといっても、そういう方々のお力をかりることも一つ私はあると思うんですよね。今、そういう方々のお力はかりておりますが、年齢層も高くなっているというのも事実です。教員経験者、民生委員の方もいらっしゃって、看護師さんの方もいらっしゃいます。その方々の能力、スキル的なものを伝えていくというのもすごい大事だなと思っておりますので、その組織づくり、じゃあつくるつくるといってもじゃあいつつくるのということになりますよね。人材はいるんです。いるんですよ。それに向けて、じゃあ教育委員会指導のもと、まずモデルとなる核をつくっていくという思いが大事だと思っております。就任されてすぐですけれど、1回そういう思いはどうでしょうかね。 ○議長(平原順二議員) 教育長。 ◎教育長(柴崎伸次君) 先ほど議員ご指摘のいろんなボランティアがいらっしゃるということは、私も承知しております。現在でも、学校支援地域本部の方々、そこでもちょっと課題となっているのが高齢化ということもございます。いかに将来的に、もういろんな方を、制度を継続的につなげていくというのは必要でございますので、そういった高齢化の方々のご支援をいただきながら若い方にも協力いただきたいと思っています。 あと、組織づくりに関してはどういった分野の方々が必要なのかと、そういったことをしっかりと見きわめた上で検討すべきだと思っています。それから、ボランティアの方々だけではなくて専門的な人材の方々、こういった方々が継続的に協力いただけるような体制をつくらなきゃいけないと思っていますので、検討を進めていきたいとは思っております。 ○議長(平原順二議員) 高間議員。            〔2番 高間直美議員 登壇〕 ◆2番(高間直美議員) まさに、コーディネーターは専門性がある人と言われております。その方がいかに本当にアウトリーチ型の支援が充実するのかというのも言われておりますし、それに至る前の未然防止、また学校の先生方との協力、あと家庭訪問ですよね。家庭の中に入り込んでいきますので、保護者との信頼関係をつかめるようなそういう組織づくりをしなきゃいけないので、本当にコーディネーターの方が大事だと思っております。そのコーディネーターをつくるに当たって、研修等、勉強会等も必要だなと思うんです。瀬戸内市にそういう人材をつくっていかなきゃいけないので、それを前向きに検討していただけますか。 ○議長(平原順二議員) 教育長。 ◎教育長(柴崎伸次君) 検討すべきこと、考えている方向性は議員と同じだと私は理解しておりますけれども、積極的に、いろんな条件もありますので、検討はしていきたいと思っております。 ○議長(平原順二議員) 高間議員。            〔2番 高間直美議員 登壇〕 ◆2番(高間直美議員) じゃあ、しっかり検討をお願いしたいと思います。 私はのぞみのほうにもよく行かせていただきます。あそこのメンバーの方は、不登校になった子たちを本当に見守りながらどんどん成功例を挙げていらっしゃいます。私の知っている子なんかはシンガーソングライターになりたいという夢を持ちながら、そののぞみで本当に励ましてもらってこのたびデビューするようになったとか、本当にかかわり続けるという大事さを現場にいてとても思いました。そういうところとの連携もしっかりとりながら、今後本当にそういうコーディネーターの育成というのを頑張って組織づくりをしていただきたいと思っております。 質問事項4です。 教育委員会と保健福祉の連携はしっかりとれているようなお話でございましたが、実際のところ、私も高齢者を抱えておりますのでよくわかります。本当に今後、瀬戸内市がどんどんどんどん高齢化するに当たって、保健福祉部さんの業務って本当に大変になってきていると思います。国からの政策もいろいろいろいろ出てきて、人とかかわる、ましてや本当に大変な方とかかわることも、よその部署の方もたくさんいらっしゃいますけど、本当に保健福祉部は多忙というのを極めているように私は捉えております。やっぱり、このままの体制で、子育てしやすいのは瀬戸内市ってよく市長が言われます。議員も言われます。この子育てについてしっかりアピールするというのが私はもう大事ですし、1人の子を大事にすることによってこの市がどんどんどんどん豊かになって、本当に瀬戸内市っていいところだなということにつながっていくんだなといつも思っているんですけれど、その部分で今の保健福祉部と教育委員会、連携をとっているとお聞きしましたけれど、子どもを支援するという形では一本化にして、相談する保護者も、また障害を抱えた方もいらっしゃいますしその保護者も、また今回は教育委員会に行って今回は保健福祉部に行ってって、もう1日に行ったり来たりするのもお聞きしておりますし、その中でケース会議、お互いが話し合ったりしているというのもお聞きしております。学校現場だって、1つの案件を保健福祉部に行って、はい、教育委員会に行ってって、学校現場、とても大変なのに二度手間となってしまいます。一本化するということは市民にもわかりやすいですし、子どもを大事にしている瀬戸内市をアピールするために私は必要なんじゃないかなと思いますけれど、その部分は、これは市長に聞けばいいんですかね、どう思いますか。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 確かに、窓口を一本化していくということはいろんな部分で必要だと思っております。これまでも、窓口だったりとか相互窓口制度を入れたりとか、それからトータルサポートセンターは、まさに医療と福祉と保健の一体的な窓口をつくっていこうということでやっております。子育て関係、教育と福祉のつなぎ目のところとか、これをどう考えていくかということは非常に大事な問題だと思っております。 ○議長(平原順二議員) 残り3分です。 ◎市長(武久顕也君) ネットワークをうまくつないでいくということを進めるためにも、やっぱりそのネットワークをちゃんと調整する、コーディネートする力を持ったその核となる人材が必要だということは私自身も認識をしております。では、そういう核となる人材をどのように配置するかということになると、じゃあどこを削りますかという話になります。限られた人件費の中で、定数の中でやりくりするということになれば、どこかを削らなければ新しい人材をコストの増なしに生み出していくことはできませんし、当然新しい組織をつくるということになると管理職が1人ふえるということになりますから、じゃあその人件費をどうやって賄いますかというそこの調整ができなければ持っていけないということになります。したがって、現実的な話として、じゃあその定数の問題、それから財政計画の中でそれをどのようにどこをやめるかという議論をしっかりした上で充てていくような調整ができるかということを来年度に向けてこれからやっていかなければいけませんので、少し時間をいただいて、ちょっと今できるかどうかというのが確約はできませんけれども、内部での最大限の努力をしながら検討をしていきたいというふうに思います。 ○議長(平原順二議員) 高間議員。            〔2番 高間直美議員 登壇〕 ◆2番(高間直美議員) いつも何か財政のことを言われたらあれなんですけど、でも人に優しい瀬戸内市、ましてや瀬戸内市から巣立つ子どもたち、本当に大事な人材になっていくと私は思っているんですけど、そこに財政財政って、そこには人がいますし、いろんな今後の未来もあります。どこを削るかというのは私もそれは考えますけれど、それは皆さんプロですので考えていただきながら、何が必要かというのを今大変な中で頑張ってくださっている現場の方、何が必要かによって決まっていくんだと私は思っているんです。それには、やっぱり市長のやる気とか、市長のこれは重要だろうというところから…… ○議長(平原順二議員) 残り1分です。 ◆2番(高間直美議員) 入っていくと思いますので、ソーラー事業、貸し付けの云々とありますし、本当に何が必要かとなったときに子育て、本当に大事だと思います。そこを窓口一本化することがどれだけの人たちが本当に助かるかというのは、現場を歩いていたら市長、わかると思います。本当にこれは私は瀬戸内市に必要だなと、前もちょっと口頭で言わせてもらいましたけど必要だなと思っております。しっかりご検討をよろしくお願いしたいと思います。じゃあ、その思いだけ一言。 ○議長(平原順二議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) おっしゃるとおりであります。ですから、これをやるために、例えば何が必要かによって決まるのはもうおっしゃるとおりなんです。じゃあ、例えば、今行っている支所の業務とか…… ○議長(平原順二議員) 終わります。            (2番高間直美議員「以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました」と呼ぶ) 以上で高間直美議員の質問を終わります。 次に、発言順序9番、川野泰一議員の一般質問を行います。 6番川野泰一議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) それでは、議長の許可を得ましたので、質問をさせていただきます。 質問事項の1でございます。 玉津コミュニティセンターについてということでお尋ねいたします。 先ほど11番議員さんが、公共施設の再編成について詳しく質問されておりました。その中で回答らしきものをいただいておりますけれど、私が住んでおりますこの玉津地域は、昭和51年3月、県のモデル地区に指定されて、県の協力を受け、そして県内ではまだ少なかった中でこのコミュニティハウスができました。約40年がたって老朽化が進み、危険な箇所もあるということがわかってきました。本当に、玉津地区にはなくてはならない施設であります。 そこで、休園中の保育園の跡地というのが玉津コミュニティハウスの西側に隣接しております。この保育園の跡地にコミュニティハウスを建てていただきたいと、このように思って質問をさせていただきます。 それから、質問事項の2でございます。 伝統文化の継承についてでございます。 過疎化が進む地区では、伝統文化の継承ができなくなっている。市としての支援策はということでございます。 私が住んでいる玉津地区も、もうどんどんどんどん過疎化が進んで、地区に住んでおられる方は買い物や病院に通うという日常生活の不便さもひしひしと感じておると思います。それだけではなく、少子高齢化がますます進むことにより、今まで大切にしてきた地域の伝統とか文化といったものが消えていくのではないかと危惧しております。今になって町の活性化を望むのは難しいものがあると思いますが、行政としてせめて地域の伝統文化を継承していくことについて支援いただきたいと思うのでございます。どうかどのような支援策があるかお考えをお聞かせください。 質問事項の3でございます。 スポーツ振興についてでございます。 スポーツ振興計画の見直しについて、指導者の育成とか施設整備をどう取り入れていくのかということと、そして要旨の2としまして、高齢者の健康の増進対策はということ、そして要旨の3としまして、より公正・公平な支援をすべきではないかということでございます。このスポーツ振興については、7月に開かれた総務文教委員会で、来年度にはスポーツ振興計画を見直すという説明がありました。 そこで、まず計画の見直しは指導者の育成、施設整備について取り入れてもらいたいということでございます。お考えをお聞かせください。 また次に、何歳になっても体を動かすことは重要だと考えております。健康な体を維持するために、まず体を動かす、それは喜びにもなるんですよ。そしてまた、医療費、また介護費の削減にもなると思います。健康を維持するための運動について、福祉行政からの取り組みをどう考えているかというのをお聞かせください。 3点目でございます。 さきの全国大会に出場した高校の野球、サッカーに義援金を出されております。全国大会、また世界大会に出場するのは野球やサッカーだけではありません。瀬戸内市とどうかかわっていくのか。また、スポーツ振興を図る上でも行政からの支援は必要だと思いますが、私は公平・公正な基準のもとに出していただきたいとそう思います。お考えをお聞かせください。これで1回目の質問を終わります。 ○議長(平原順二議員) 石原総合政策部長。            〔総合政策部長 石原知之君 登壇〕 ◎総合政策部長(石原知之君) それでは、私のほうから、質問事項1、玉津コミュニティセンターについて、質問の要旨、地域に譲渡する計画だが、老朽化が著しい。譲渡する前に建てかえはできないかというご質問にお答えいたします。 瀬戸内市公共施設再編計画で説明のとおり、少子高齢化社会を迎える中、主要な一般財源収入であります地方交付税が削減される反面、今後も社会保障費支出の増大が見込まれる現在の財政状況では、既存の公共施設全てを更新することは困難な状態となっております。 ご質問の玉津コミュニティセンターにつきましては、玉津コミュニティ推進協議会に指定管理をお願いし、地域のコミュニティ活動の拠点として活用していただいておりますが、議員ご質問のとおり昭和51年の建築で約40年が経過しており、壁や屋根などの老朽化が著しく進んでいる上、地盤沈下により建物が大きく傾いている状態で、災害時には避難所として活用していることを考えますと、建てかえもしくは大規模修繕が必要な時期が来ているというふうに思っております。しかしながら、他のコミュニティセンターも築後30年以上経過した施設がほとんどであることや、市全体の財政状況を考えるとすぐに建てかえるのは困難な状況であります。今後は、議員のご質問にもありました休園となっている玉津保育園や既存の施設の活用も視野に入れながら建てかえも含めた検討を進めたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
    ○議長(平原順二議員) 近成教育次長。            〔教育次長 近成昌行君 登壇〕 ◎教育次長(近成昌行君) それでは、私のほうから、質問事項2と3についてお答えをさせていただきます。 まず、質問事項2、伝統文化の継承について、要旨1、過疎化が進む地区では、伝統文化の継承ができなくなってきている。市としての支援策はというご質問にお答えをいたします。 祭りなどの伝統行事は、地域の歴史に根差した文化を伝えるものであり、地域を特色づける大切な行事であると考えております。また、そうした伝統行事やその他の伝統文化に関する子ども時代の思い出は、地域に対する愛着や誇りを持つために重要な要素であると思われます。教育委員会といたしましては、伝統文化を伝える重要有形民俗文化財、重要無形民俗文化財を保護・継承し、その維持管理をするために補助金を交付しております。平成27年度は、希望のあった18件の指定民俗文化財に対し補助金の交付を決定しております。そのほかにも、民間の助成金を紹介するなど、支援を行っているところであります。 次に、質問事項3、スポーツの振興について、要旨1、スポーツ振興計画の見直しについて、指導者の育成、施設整備などをどう取り入れていくのかというご質問にお答えします。 スポーツ振興計画は平成28年度までの計画であることから、今後、平成29年度から10年間の計画として策定する予定としております。この計画については、第2次瀬戸内市総合計画や現在検討されております教育に関する大綱を踏まえて策定する必要があります。具体的な内容は未定でありますが、第2次瀬戸内市総合計画に明記されているように、スポーツ指導者の育成やスポーツ活動の場所と機会の提供を図ることは重要であると考えております。なお、次期計画については、今後、スポーツ推進審議会等の審議を経て、平成28年度中の策定を予定しております。 次に、要旨2、高齢者の健康増進対策はということでございます。 高齢者の健康増進対策の中で、運動を通して健康の増進を図るための施策として、まずスポーツ推進委員による出張指導を行っています。これはスポーツ推進委員が各地域の老人クラブなどに出向き、軽スポーツなどの指導を行っているもので、昨年は3件の出張指導が行われました。 次に、体育協会を支援することにより、高齢者も対象とした歩こう会、吹き矢部、卓球部などの専門部による事業の実施や高齢者の多い協会であるグラウンドゴルフ協会、ペタンク協会等への支援も行っております。 次に、要旨3、より公正・公平な支援をすべきではというご質問であります。 国際大会や全国大会に出場する選手、監督などに対する支援として激励金を交付しております。激励金は地方予選を経て、あるいは標準記録を突破して国際大会や全国大会に出場する市民に対して交付するもので、要領に基づき公平に支援を行っております。ヨットやエアロビクスなど国際大会に出場した選手、国民体育大会に出場した選手、競技ごとの全国大会に出場した選手などに激励金を交付しているものでございます。また、国民体育大会においては激励会を開催しており、本年度は9月18日に開催を予定しております。 以上でございます。 ○議長(平原順二議員) 保健福祉部長。            〔保健福祉部長 谷本憲子君 登壇〕 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) それでは、私のほうから、質問事項3、スポーツ振興について、要旨2、高齢者の健康増進対策についてご答弁させていただきます。 瀬戸内市老人クラブ連合会各支部、3支部ございますが、老人クラブの健康づくり活動の一環として会員の体力づくりを進めるとともに、スポーツを通して会員相互の親睦と連帯感の高揚を図ることを目的にスポーツ大会を開催しておられます。このように、地域に密着した老人クラブ活動が活性化することで、活力に満ちた長寿社会が実感できると考えられます。今後も老人クラブ活動を支援し、高齢者の健康増進を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(平原順二議員) それでは、午後1時から再開をします。 休憩を入れます。            午後0時2分 休憩            午後1時0分 再開 ○議長(平原順二議員) それでは、再開をいたします。 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) それでは、午前中に引き続きまして質問をさせていただきます。 2回目の質問でございます。 玉津コミュニティハウスについてでございます。このコミュニティハウスは地域の人が年間4,500人ぐらいの人が使用している、玉津にはなくてはならない施設でございます。本当にこのコミュニティハウス、今は耐震もなく、また避難指示が出ても、ところの人は避難したほうがかえって危ないということで避難する人もいないんですよ。いやいや、それは海抜0.3メートルという玉津地区でも一番低いところ、軟弱な地盤に建っているからでございます。ですから、私はぜひともこの玉津地域を活性化するためには、この建物、このハウスをどんなにか新しく建てていただけるのが一番ありがたいんですよ。隣接しております、先ほども言いましたけれど、今休園中になっております玉津保育園の跡、あそこは海抜から少し高いですよ。海抜50センチぐらいあります。ちょっと高い。0.3ではありません。ですから、50センチのところを少しでも上げていただいて、そこは地盤もかたい場所でございます。私は地域の活性化のためにぜひつくっていただきたいと。これもつい最近の出来事なんですけれど、コミュニティを使用する人が鍵を持って玄関のドアをあけようとしたんですよ。でも、幾らやってもあかないというので、困ってバールでドアをこじてあけたと。もう東のほうへ大分傾いとんですよ。私がコミュニティの世話をさせていただいているとき、10年ほど前、そのときにこのコミュニティハウスを建てていただいた業者の人に見ていただいたときに、もうこれは改修する余地がないと、これは多額の費用を要するのでというようなことをもう10年前に言われとったんですよ。でも、いろんな情勢の中でなかなかしてもらえなく、そして壊れたところを直しながら、またあかないドアをバールでこねながらあけて今まで使ってきているということなんです。その点どのように考えておられますか。済みません、お考えをお願いいたします。市長さんでも結構でございます、誰でも。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) もうおっしゃるように玉津のコミュニティセンターは旧邑久町のコミュニティセンターの中では特別に早く建てられ、こちらの資料では昭和51年に建てられた建物で、ほかの施設と比べても一段と古いという状況と、それからご指摘のように非常に建物が傾いておりまして、いろいろなところでふぐあいが生じておるということで、素人が見てもあれをそのまま長寿命化するというのは無理な話だろうというように思います。 今ご提案をいただいているのは、玉津の保育園、幼稚園、休園中となっておりますけれども、この敷地を活用してというご提案であります。先日、玉津のコミュニティの協議会の皆さん方、行政委員の皆さん方からも、玉津のコミュニティのセンターにつきまして早期の建てかえの要望書をちょうだいをいたしました。そうした状況を考えたとき、まず今のご提案に沿ってやるのであれば、玉津の地域の皆さん方に、まずは玉津の幼稚園、保育園を、これが休園となっておりますけれども、これの廃止条例を上げさせていただいて、この施設を廃止をするということを議会でご承認いただいた後に、この施設の活用なのか、あるいは解体をしてその場所へ建てかえをするのかというふうな順序になっていくと思います。あわせまして、公共施設の再編計画の中では、地元へ譲渡ということをある程度前提にしてお話をさせていただくという方向で進めておりますので、地域の受け皿となる方々がどのような形ででき上がっていくかということも、ともに相談させていただきながら進めていく必要があると思っております。それから、あわせまして財源の研究、これはどのように考えていくのか。できれば、国の補助金等、いろんなものを活用しながら有利な条件で進めていきたいというふうに思いますので、そのあたりの研究も必要です。また、あわせまして、玉津コミュニティは確かに一段と古いものでありますけれども、それ以外のコミュニティセンターについても、昭和56年とか57年とかに建てられた建築物でありますから、これらをどういうふうにしていくのかということがある程度示されなければ、玉津だけようしょうるという話で、恐らく議会の皆様方のご理解をいただくのはなかなか難しいのかなというようにも思いますので、そのあたり優先順位とそれから全体をどのようにするのかということを早急に我々も詰めながら地元の皆さん方と協議してまいりたいと考えておりますので、どうぞまたご理解、ご協力をよろしくお願いできればと思います。 ○議長(平原順二議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) 今、財源のことをおっしゃいましたけれど、メガソーラーが玉津地区へ、今着々と工事が進んでおります。玉津地区には私は非常に迷惑をかけておると思います。でも、玉津地区の住民は瀬戸内市のために力をかしとんですよ。ですから、この玉津地区の人の声をぜひとも市長さんに聞いてもらいたいとこのように思っております。 それでは、次に移らせていただきます。 伝統文化の継承についてでございます。 今いろいろと答弁していただきましたけれど、そういう重要文化財とかなんとかということも含めますんですけど、私が言いたいのは、地域に住んでいて地域の人は頑張ってはいるんですけれど、本当に過疎が進んでじりじりじりじり追い詰められている。それは何かといいますと、地域のだんじりができなくなったり、相撲がなくなったり、このようなことが起きております。私は私たちの先祖が大切にしてきた伝統文化を残していかなければならないと考えておりますけれど、何せこういう地域に人がいなくなるということは本当に何もかにもが失われていくんじゃないかなと思っております。どうでしょうか。これは玉津だけではありません。だんじりを引いておられるところ、議長さんの福岡もありますし、豊原のほうもあります。ほかにもあると思いますけれど、そういうようなことで身近なそういうような伝統文化についてのことを市長さん、お聞かせいただきたいんですけど。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) それぞれの地域の皆さん方でいろいろな伝統行事、伝統文化を受け継ぐ努力をしていただいておりまして、その点については本当に敬意を表したいと思います。子どもの数が少なくなっていく中で、いろんな工夫をされながら何とか存続をされようとしている地域もございます。従来はそこへ住んでいる子どもたちだけを中心に開催しておったものが、ほかの地域からも参加を募るようになったりとかという努力をされている地域もあるように聞いております。そうした地域の文化を受け継いでいくための受け皿といいましょうか、組織をどのようにつくっていくかということが、さらにこれから議論されなければいけないんではないかなと思います。宗教的なものをどの程度含むかという議論はあるにせよ、これまで我々が申し上げております、またこれから進めていこうとしております地域の自治組織であったりとか、そうしたものがしっかりとでき上がることになれば、もしかすればその枠組みの中で、伝統行事等が守られていくようなそのきっかけになるかもしれないんではないかなと思ったりもするわけであります。したがいまして、どこまでがその地域の皆さん方でできることなのかということを対話を重ねて話し合いをしながら、その中で地元でどうにもならないという部分があれば、公的な支援であったりとかそういったものが出てくるんだろうなと思います。したがいまして、まずはその地域の力を人口が減っている中でも高めていけるようなそうした支援に全力を挙げていくということが、結果的に長い意味でそうした伝統文化を受け継いでいくその土壌が育まれることにつながると思いますので、地域の皆さん方と力を合わせて我々も頑張っていきたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) それでは、質問事項の3でございます。 スポーツ振興についてでございます。 スポーツは、野球やサッカーだけではないと思います。柔道、剣道、陸上もあれば水泳もありますね。そういうような競技において、瀬戸内市に関係する児童・生徒が全国大会を目指して一生懸命頑張っております。さらに言えば、全国大会に行くのはスポーツだけではないと思いますよ。文化関係、吹奏楽だって全国大会があったりするんですけど、私は公正・公平に見てもらいたいと思っております。例えば、邑久中学校を卒業して、ある大学へ行って全国大会の箱根駅伝を走ったとか、そして瀬戸内市に住んでいてアジア大会のマスターズの陸上競技に出場したとか、そしてきょうの新聞でしたか、瀬戸内市の人ですよ、この人が吹き矢で全国大会へ行くというような記事も載っておりました。委員会としましては、どのようにそういう選手を把握しておるのかというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 奨励金につきましては、基本的には個人の方から申請をいただいてという形になりますが、教育委員会のほうで情報をつかんだ場合には、こちらからご連絡もさせていただいておるつもりであります。激励金の交付については本市に現住所を置いている個人の方、または拠点を瀬戸内市に置いていただいている団体というような形で整理はさせていただいております。 以上です。 ○議長(平原順二議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) ありがとうございます。よく把握していただきまして、とにかく公平・公正にしていただきたいというのが私の願いでございます。子どもたちが授業や部活で真剣にスポーツに取り組んでいる姿を見るのは本当に楽しいし、頑張れよと応援したくなります。本当に、スポーツに真剣に取り組んでいる子ども、そういう子どもには不登校とか問題児はいないんじゃないかと思います。何人かの子どもたちがすばらしい成績を出し、また私たちに夢も与えてくれております。学業だけではなく、スポーツに取り組むことは非常に有意義なことと思います。ぜひ、2020年には東京オリンピックもあります。瀬戸内市から選手が出てくるような子どもたちを育ててもらいたいと私は思います。いかがなものでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 学校などで、子どもたちの部活は大変盛んに行われているという認識は持っております。不登校とかそういった関係は、部活の子どもにはないというふうに私どもも認識をしておりますし、前回のスポーツテストでは、中学校においては体力、県下ナンバーワンという結果も出ております。これらについても、教育委員会としても大変誇りに思う部分であります。そういった子どもたちの中から、議員おっしゃられるとおり東京オリンピックにでも打って出ていただける子どもが出れば、非常に教育委員会としてもうれしいことだと思っておりますし、そういった関係の支援も引き続き行っていきたいと考えております。 ○議長(平原順二議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) 済みません、もう少し時間がありますので、ちょっと後先になりますけど、スポーツの施設の整備ということでちょっとお尋ねいたします。 現在、多くのスポーツ公園があります。野球場の道を挟んで北側の用地があるんですけれど、私はあそこをぜひ購入する、手に入れていただいて、瀬戸内市の多目的広場というようなことに私はしてもらいたいと思います。いかがなものでしょうか、お願いします。 ○議長(平原順二議員) ちょっと今、少しもげよんですけども、いいですか。 教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 施設整備については、老朽化が進んでいるものも多くございます。公共施設の再編計画も出ていることでもありますし、そういったことも加味しながら、財政状況が厳しいというのも事実でございます。それらを十分に検討してこれから進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(平原順二議員) 川野議員。            〔6番 川野泰一議員 登壇〕 ◆6番(川野泰一議員) ありがとうございます。 本当に、瀬戸内市からオリンピックに出るような選手が生まれることを期待しております。 これをもちまして一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(平原順二議員) 以上で川野泰一議員の質問を終わります。 次に、発言順序10番、日下敏久議員の一般質問の前に報告をいたします。 日下議員の一般質問に際しましてパネル等の使用を許可しておりますので、ご承知おきください。 18番日下敏久議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) こんにちは。 質問者も大分終わりました。半分が過ぎて後半戦に突入していますけれど、また昼から一番眠たい時間じゃと思いますけれども、明快なお答えをよろしくお願いいたします。 それでは、早速質問に入らせていただきます。 まず、質問事項の1としまして、まちづくり、行政運営についてということで、質問の要旨として、さまざまな難題が山積みであるが、市長の考えはということで、私が考えておるような難題と市長の考えておる難題は大分違うかもわかりませんけれども、瀬戸内市には数々の難題があると思います。少子高齢化、人口減少、そういったものももとより財政状況、財政を理由にいろんなほうにもげて答弁されていますけれども、いろんな面でこの瀬戸内市、難題を抱えております。下水道の問題、子育ての問題、駅やいろんな面の周辺整備、いろんな面で市長が1期目を済まされ、次の2期目がもう半分が過ぎております。そういった中で、薄く広く行かれるのか、一本の線を出されるのか、その辺はよくわかりませんけど、いろんな難題がある中でどういったリーダーシップをとって進まれるのかお聞かせください。 そして、質問事項の2としまして、プレミアム商品券についてということで、これは12番議員さんのほうから昨日しっかりと聞いていただきました。もう聞くことはないんじゃないかなと思います。商品券の販売、使用状況、一連の結果ということで、あとはアンケートをとって検証されるということでございます。 私は1点、商工会のほうに丸投げでなしに全部を委託してお願いしたというようなことでございますので、商工会のほうで販売された、スムーズにもう販売、そしてまた使用できる店舗、そういったものの選択ができたのかどうかお伺いいたします。 そして、これだけのものを依頼したわけですから、幾らかの経費、そういったものも考えられておられたのかどうかお聞かせください。 質問事項の3としまして、教育施設の整備についてということで、要旨として、入札条件の内容はということで、入札条件といってもいろいろな工事によって違いますから、普通の通常の返事で結構です。 それから、市、教育委員会からの安全対策への指導内容はということで、これはいろんな工事にかかわらず、詳しくご説明をよろしくお願いいたします。 続きまして、質問事項4としまして、有害鳥獣、耕作放棄地対策についてということで、1として、市及び近隣市の地域で住民が連携し取り組みを考えてはということ、そしてまた2として、農業委員会と協力して取り組みはということで、これも昨日、3番議員さんのほうから詳しく説明を受けた中でいろんな答弁をされていました。その答弁の中で、私が今考えているのは耕作放棄地、そしてまた山が荒れている、これがもう鳥獣が畑近く、民家近くまでおりてこれる一番の理由だと思います。そういった中で、この農業委員会の方々と、そしてまた地域の方々と協力して、やはり草を刈ったり耕作放棄しているところを復活させたり、いろんなことの取り組みができると思うんです。そういった取り組みはどねんなっているんか。そういうことができるんかどうか。その点をお聞かせください。 そしてまた、近隣の方々と取り組みを密にしてやる、昨日、有害鳥獣の被害防止対策協議会、これをつくってから地域の実施隊、これのグループ、そういったものに取り組むと言われておりました。実施隊といいますのも、今でも地域の方々、いろんなところへ出向いて実施しております。そういったことから、こういった取り組みまで早々とつくっておけば十分に準備ができるんじゃないかなと思いますので、その点をお聞きします。 質問事項の5としまして、電気自動車についてということで、質問の要旨、公用車に導入する考えはということで、今、長船への保健福祉のほうに1台電気自動車があります。非常に調子よく部長のほうが走っていると言われていました。何か音がするように走るというて、電気自動車も、何か言われていましたけど。それから、その点が今回の導入する考えがあるのかどうか。 そしてまた、2としまして、急速充電施設整備の考えはということで、これは先般、大阪のほうから夫婦で来られていた方が充電するところはありませんかと聞かれました。それで、私も瀬戸内市にはどこにもないと思いまして、岡山市のほうへ、西大寺のほうへ行ってお聞きになったらどうですかといって支所のほうへ、で行ったんですけど、長船の倉庫の中には1個あるらしいですけど、倉庫の中じゃちょっとよそから来た人には充電がしにくいと思いますので、こういった施設、岡山県下でもないところを探すのは難しいぐらいの範囲になってきておりますけれども、その点をお伺いいたします。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうからは1点目のまちづくり行政運営につきまして答弁させていただきます。 議員ご指摘のとおり、さまざまな難題が山積みであるということは私も承知をしておりますし、それらの課題に一つでも手をつけていきたいという思いでこれまでもやってまいりましたし、これからもそのような決意で臨みたいと考えております。 これまで、錦海塩田の跡地の問題であったり、あるいは図書館の問題、病院の問題、さらには企業誘致の問題、そして子どもの学習環境、教育の問題であったりとか子育て支援の関係であったりとかやってきたつもりでありますけれども、さらにその次の課題というのにどのように取り組んでいくかということを今じっくりと検討している状況かなと思います。具体的に申し上げますと、議会の皆様方にもご心配をいただいております福山の浄水場の問題、火葬場の問題、さらには豆田の工業団地の造成を現在進めておりますけれどもここへどのように企業を張りつけていくのかという問題であったりとか、さらには子どもを通わせたくなる、行かせたくなるような公園の整備であったりとか、あるいは駅前をどのように玄関口として整備をしていくかとか、あるいは公共施設の再編、行政改革の問題、その他人口減少の問題もあります。有害鳥獣の問題もございますし、それから何といっても現在の地方創生の中で人口減少問題、これにどのように取り組んでいくのかといった問題もございます。あと、ニートの問題であったりとかひきこもりの問題であったりとか、それらのなかなか今までに手がつけられなかったところにどう手をつけていくのかというところが非常に大きな課題だと思っております。そうしたところを少なくとも後回しにするのではなくて、積極的にそこをつかんでいく、取り組んでいく、そうした行政にしかできない役割というものをこれから十分に発揮をしていく、それが私たちの役割だと思っております。民間でできることは民間でやってもらえばいいというのが一般的にありますけれども、それは私たち行政の役割を非常に矮小化しているというように私たちは思っております。もっと積極的な行政の役割というのを発揮していくことが自治体に求められている姿ではないかということであります。そのためには、今までやっていたことを全て続けていたのでは新しいことに取り組むことはできませんので、そうした意味ではやめる決断とまた任せる決断と、こういったところを同時に考えていく必要があると考えております。でなければ、両手が塞がった状態で新しいことに取り組むことはできませんので、そうした決断をしながらやっていく必要があると思っております。 いずれにしましても、これからの優先課題としましては子どもとそして産業・経済、さらにはインフラ、これをどのようにストック効果として生かしていくか、こういったところがキーワードになってくるのではないかなと思いますので、そうしたところにめり張りをつけながら、広く薄くではなくてめり張りのある行政運営に努めていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。頑張ります。 ○議長(平原順二議員) 森産業建設部長。            〔産業建設部長 森 謙治君 登壇〕 ◎産業建設部長(森謙治君) それでは、私のほうから、質問事項の2、プレミアム商品券についてお答えをさせていただきます。 まず、スムーズに販売ができたかという点についてでございます。 当初は7月4日土曜日、5日日曜日、6日月曜日の3日間での販売を予定しておりました。その状況では、まだ62%という状況でございました。初日のほうにつきましては、牛窓地区の牛窓町公民館、邑久町の中央公民館、ゆめトピア、この3カ所で発売をしましたが、最初の朝の時期にはもう行列ができるぐらいの状況ではございましたが、5日、6日と少し動きが鈍く、3日間では62%というような形でございました。あと、商工会のほうとも協議をいたしまして、7月25日、26日のこの両日も、9時から18時に商工会の事務所のほうで販売をさせていただき、もちろん、その間についても商工会のほうで販売をしておったという状況でございます。8月4日には全て完売をしたという状況でございます。その間、市のほうも広報車を走らせて広報のほうに力を入れさせていただいたり、ホームページとそれから山陽新聞のほうにも記事掲載をしていただきまして促進のほうを図っていったという状況でございます。 それから、店舗数についてというご質問でございますが、先日の12番議員のご質問の中でもお答えしましたが、当初の店舗数は133店舗でしたが、商工会のほうの登録促進の結果もありまして、187店舗となってございます。54店舗の追加登録がなされて、対応できたんではないかなというように考えております。 もう一点、委託料の内容についてということでございますが、商工会のほうへの委託につきましては、事務費も含めまして、国のプレミアムも含めて7,653万5,000円で委託の契約のほうを結びさせていただいております。その中には、業務内容としては商品券の作成であったり、商品券発行の事業の広報であったり、商品券の販売、それから取扱店への対応、それから利用者への対応、商品券の発送であったり、さまざまな業務のほうを委託しております。あわせて、商品券の今、決済をしていただいておりますし、アンケート調査の集計であったり、データの管理であったりというようなことで、内容のほうはこういうふうな内容で委託をさせていただいております。その中で、必要な事務費のほうは商工会のほうからの見積もりもありまして、先ほど申し上げた金額で準備をさせていただいております。その中にも、事務経費及び予備費ということで、この業務内容に対応できるような形で契約をさせていただいております。そして、商工会としても、商工会の中では中小商工業者の育成であるとかというところも大きな目的であるということもありまして、この商品券の発行で地域の活性、それから販売の促進というようなことで、その辺の商工会としてのメリットもあるということで、双方合意をいたしまして委託契約をさせていただいたという経過でございますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 次に、質問事項4番、有害鳥獣の耕作放棄地対策についてということで、質問要旨1の市及び近隣市での地域で住民が連携した取り組みの考え方はというご質問でございます。 議員もご承知のとおり、山間地の農地では有害鳥獣による被害が発生した場合、所有者の方が耕作をすることを放棄し、いわゆる耕作放棄地となっていく事例が確認されています。まずは、その農地に防護柵等による自己防衛をお願いするとともに、有害鳥獣駆除班に対してその周辺を重点的に駆除を依頼することとし、個体の減少を目指すことが有効と考えます。近隣市の地域で住民が連携した取り組みをということでございますが、隣接します備前市、赤磐市、岡山市さんもそれぞれ駆除を実施されているところであり、特に山間部が隣接をしております備前市さんとの連携は必要であると考えています。いずれにしましても、住民の方が自己防衛を基礎として集落単位での取り組みをお願いすることになりますので、防護柵等の啓発をより重点的に今後も行っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 なお、駆除班につきましては、それぞれの市が市域を範囲として駆除委託をしているものであり、連携はなかなか難しいものがあると考えております。しかしながら、実務上での連携、例えば被害防止対策セミナーの合同開催や広域的な駆除方法の研究等は行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 それから、協議会と実施隊のことについてでございますが、協議会のほうは先日ご答弁させていただきましたように来年度当初にはちゃんと活動ができるように、できるだけ早い時期に協議会を設置してやっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。実施隊のほうは、協議会の中に含まれた形でということでございますので、先日のご答弁にもさせていただきましたように、これについても協議会の設置とあわせてやっていくというような形になると思いますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 それから、要旨2の農業委員会と協力しての取り組みはということでございます。 農業委員会については、市内の農地を保全することを目的として活動されており、新たに発生した耕作放棄地の状況把握や離農や相続により、今後、耕作放棄となりそうな農地へ耕作者が確保できるようご尽力いただくことも重要な役割であると考えております。このため、ご示唆いただきましたように有害鳥獣被害により耕作放棄地となった、またこれからなるであろう農地を守るため、今後も各委員さんに農地の借り手のあっせんなど、相談窓口としての役割を担っていただくようご協力をお願いすることとともに、地域の農地を守る活動を推進していただきますようお願いをしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。具体的には、先ほど答弁いたしました防護柵等の設置の推進……            (18番日下敏久議員「もうよろしい」と呼ぶ) ○議長(平原順二議員) 近成教育次長。            〔教育次長 近成昌行君 登壇〕 ◎教育次長(近成昌行君) それでは、私のほうから、質問事項3、教育施設の整備について。 まず、要旨1、入札条件の内容はというご質問にお答えします。 通常の場合、入札の際には、工事に関する現場説明書により指示を行っております。その説明書の中で、工期でありますとか設計書の優先順位、仮設工事に関すること、近隣対策、安全対策、交通安全対策等について指示を行い、入札をしていただいております。 次に、要旨2、市、教育委員会からの安全対策への指導内容はというご質問であります。 教育施設における公共工事につきましては、厳しい気象条件や高所作業など、さまざまな現場環境での工事となります。事故の発生率が高くなるため、安全対策に対する意識を管理監督する職員一人一人がしっかり持つ必要があります。事故の発生は被災者ばかりでなく、その家族、企業などに多くの損害や不利益、社会的、経済的損失をもたらします。そのため、事故を未然に防ぎ工事の安全を確保することは、公共工事を円滑に施工する上で大変重要なことと考えております。また、交通安全面に関しても、児童・生徒の安全確保を第一に考え、特に大型車両の搬出、搬入時には、交通誘導員を配置するなどの対策を講じております。今後も、関係機関と連携をとりながら安全意識を高揚させることにより事故ゼロを目指し、工事現場の安全水準が一層向上するよう取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(平原順二議員) 坪井総務部長。            〔総務部長 坪井裕一郎君 登壇〕 ◎総務部長(坪井裕一郎君) 失礼します。それでは、私のほうから、質問事項5の要旨1と2につきましてご答弁させていただきます。 まず、電気自動車について公用車に導入の考えはというご質問でございますけども、瀬戸内市といたしましても、地球温暖化に大きく影響しているCO2の削減に向けての取り組みが非常に重要と考えておりまして、これまでハイブリッド車を3台、そして先ほどご質問にありましたけども、岡山県の補助事業を活用しまして電気自動車1台、これはいきいき長寿課で使用しております。購入につきましては、年々安くなってきているとはいえ、まだガソリン車と比較して高額であり、また一般社団法人の補助事業もございますけども、補助率も10分の1程度と低い状況にございます。今後につきましては、バッテリー交換等の維持管理経費も考慮するとともに、より有利な補助金の活用による購入について検討していきたいと考えております。 続きまして、要旨2の急速充電設備整備の考えはということでございますけども、先ほどのご質問にもございましたけども、瀬戸内市におきましては公的な機関での急速充電設備はないものということで認識はさせていただいております。この整備につきましては、先ほどの電気自動車の普及の状況を見据えて検討していく必要もあろうかと思います。ただ、これまで高額であった設置費用も、最近は安価なものも開発してきております。また、先ほどの一般社団法人等の補助事業もあることから、以前よりは設置しやすい環境になってきていると思います。今後は、先ほども申し上げました電気自動車の普及状況とか岡山県や近隣自治体、また民間事業者で設置している急速充電設備の利用状況を見ながら設置について検討していきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(平原順二議員) 日下敏久議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) まず、この電気自動車から、下から質問させていただきます。 近隣の市を見据え、企業、そういったところを見据えというお話でありましたけれども、近隣の市でないのはうちぐらいなもんですわね。どこを見据えられるんですか、お聞きします。 ○議長(平原順二議員) 総務部長。 ◎総務部長(坪井裕一郎君) ご指摘のとおりでございまして、備前市、それから瀬戸内以西につきましては西大寺も、当然岡山も設置しております。備前市につきましては市役所付近、それからこれはスポーツ公園の付近にもあることは認識しておりますので、先ほどのご質問にもございました、瀬戸内市に来られて電気自動車の設備がないというのも、これからの観光振興にとりましては十分でないということにもなると思いますので、設置につきまして前向きに検討していきたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 前向きに検討して、後ろへ後ろへ行きょうたらダウンするから、やっぱり前へ行かなんだら。国のほうの次世代自動車の充電、インフラ整備、今これもらわれとると思うけど、3分の2補助してもらえる。もう残りわずかです。観光をある程度使用するのであれば、長船の刀剣とかいろんな場所に設置を早急に考えていただきたいと思います。よそから来てもしも言われたらどこを言やあええ、備前の市役所のとけえ行け言やあええんか、岡山市のどこへ行け言やあええか、そういったことのないように早急に対処していただきたいと思いますけれども。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 担当部長が答弁させていただきましたように、そういった補助金を有効活用できるように最大限努力をしていきたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) ちなみに、県下で1,592台あるそうですわ。そして、充電箇所が141カ所。そのうち瀬戸内市は何もなしということで、極力早急に皆さんに利用していただけるように設置してください。ありがとうございます。 それから、プレミアム商品券、昨日説明を受けたことを繰り返しありがとうございました。私が聞きたかったのは、商店へトラブルなしに行ったかどうかということを聞きたかったんですけれども、もう結構です。 それから、有害鳥獣、耕作放棄地対策についてということで、この件、昨日、有害鳥獣の被害防止対策協議会、今年度中につくると、こういうようなことを言われていました。今年度中につくるということは、来年度かかっていろんなことを申請しながら、組織をつくりながら、前に行くとすれば、幾ら早く進んでも10月ごろに柵とか、そういったものの設置のお金の申請ができたらいいほうじゃないんですか。その辺の速度が私はわかりませんけど、それはやる方向で進めるんであればやっぱりことし、12月いっぱいぐらいめどをつけてそういった組織化もすれば、そこをもとに申請すれば来年早々にはお金も出るように、柵もできるように、そんな方法ができるんじゃないんかな。どうでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(森謙治君) 市のほうで行っているものは単市で行っております。昨日のご質問の中にありましたように、国、県でのそういうハード対策の事業につきましては、この地域協議会の対策協議会の設置がいつということになっておりますので、できるだけ早く……            (18番日下敏久議員「ええよ、わかったわかった」と呼ぶ) ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 昨日、私も寝ずに聞いとったから何遍も言うてもらわんでもわかるけど。とにかく、その設置を急いだらどんなですかというて言よんじゃ。そのためには、来年度早々には国のほうからフェンス、地域一帯を囲えるぐらいのフェンス、100メートルでも200メートルでも、次々毎年しょうたら200が400、600、囲えるわけじゃから、その辺を少しでも急いで早目に設置したらどうですかというて。近隣の町ではほとんどできておるという話をきのうされてましたが。寝ずに聞いておりましたから、きのう言ったことは結構ですから、その辺だけお答えください。 ○議長(平原順二議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(森謙治君) 今、担当課のほうでも研究しております。できるだけ早い時期に設置ができるように対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) ぬりいな、ちょっと。市長、どんなんで。市長のほうからやはりそういうことは、これは重大的なことでしょう。これがまさしく1問目に言った難題ではないんかな。それを上げられとったが、市長も。そういうなんであれば、やっぱり本当に市長が取り組む気があるなら、12月までにやれと、そういうことの指示ができたら、それができたら来年度予算のときにはもう金がおりるような手続ができる。そうでしょう。そういうことが行政のスピード化じゃないんかな。よくわかりませんけどどうぞ。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) きのうも答弁させていただきましたように、私自身が進捗管理をある程度しながらいついつまでにどういう状況なのかということを担当部長、課長等とも共有しながら速やかに、十分に準備をもちろんしなければいけませんけれども、取り組めるように頑張っていきたいというように思います。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 来年度早々に国のほうに申請できたり、お金のほうが補助金がいただけるような、そのくらいなスピードをもっていろんなことを進んでいかなんだら。この協議会ができてからその実施隊やこうもというて。今はもう地域が協力してやっとるわけじゃから、現に。その実施隊やそういうものも、やはりもう早々とつくってやればええんですわ。そういう方法を考えて自分らで取り組んでやらにゃあ、なかなかスピードアップでできんと思います。早い便にお願いしますわ。 そして、農業委員会と協力して、これからいろんな面で協力して、我々も協力しながら草刈ったり、耕作放棄地を耕したり、いろんなことで取り組んで、新しく就農される方々やその地域でふれあい農園をするとかいろんなことに使えるわけじゃから、みんなで協力してだんだんきれいにしていけば、やはり民家の近くまで隠れるところがねかったらなかなか真っすぐは来ませんから、そういった対処ができると思います。それから、そういった考え方もぜひ取り組んでください。 それから、教育委員会の施設整備についてということで、入札条件とか今の内容とか言われてました。市のほうで安全対策、もうまさしくすごい指導をしとるようなお答えでしたけど。私の住んでいる今城小学校、今回増改築をしていただきました。そして、それは夏休み期間中です。その夏休みの期間中に植木も切っていただきました。その工事に対してどういった安全対策について指導をされたんですか、お聞きします。 ○議長(平原順二議員) 教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 今城小学校に限らず、先ほど申し上げましたとおり工事の説明書の中でそれぞれ指示をしております。今城小学校について、今城小学校だからこの部分をという特段の変わった指示は出しておりません。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 今城小学校だから特段の指示というて、今城小学校だから増改築の工事しょんでしょう。校舎の建てかえをするところもありゃあ、耐震をするところもありゃあ、増改築するところもある。工事によっての指示があって当然でしょう。いつどういった指示をされとんですかというて。工事に入ったりしたら地域と相談したり、そして車が入るのにガードマンの話をされてましたけど、ガードマンをつけたり、いろんなことをされると思う。それは当然指示せなんだらできん話でしょう。いついつ指示されていついつそういう対策をとられる会合をせられたんですかというて聞きょうる。 ○議長(平原順二議員) 教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 申しわけありません。その日付については、私のほうで詳細を把握しておりません。申しわけありません。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 日付はええんよ。書いとるものを見なんだらわからんかもしれんけど。その現地でどういった指導をされたんですか。 ○議長(平原順二議員) 教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 業者のほうから契約締結後、計画書を提出していただいております。それに基づきまして、担当者が学校で打ち合わせを行っていると承知しております。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 現地で担当者と打ち合わせしたのは工事が始まる前ですか。工事途中にはやられていないんですか。 ○議長(平原順二議員) 教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 着工前には当然、担当者と業者のほうで打ち合わせを行って着工をしております。工事期間中においても、ちょっと回数は把握できませんが、担当者は業者のほうと話をしながら進めていると思っております。 以上です。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 本題に移りますわ。 雨降りあげくに、グラウンドの中は校舎の前から南の門まで斜めに突っ切っとんですよ、何回も。途中にも指導しとったら当然わかっとるでしょう。 ○議長(平原順二議員) 教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) グラウンドにわだちができたということは、私のほうも担当のほうから聞いております。それについては、ちょっと校舎外の舗装工事もあわせて行っておりました。それについて、ちょっと機械が入れないということで南門のほうから進入したようでございます。その点についても、業者のほうへ、当然業者の責任において原形復旧していただくように指示をしております。 以上です。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 業者のほうで原形復旧していただけたかどうか。 ○議長(平原順二議員) 教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 業者のほうでやったというふうには思っております。 以上です。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) 思っとったんじゃおえまあ。やっぱりそれだけの指導をしょんじゃったら現地へ行って確認して、業者が直しとんなら直しとる言わにゃあ、返事がなかったら。何もしとらんで。1カ月間消えんのんよ。わかる。そこを子どもが走ったりしょうたら足を痛めるんよ。ここをかやるようになったりして。そう簡単には消えんから、乾いたら。校舎側、北、どこを通ったと思う。どこを通られたと思う、車がどこを。 ○議長(平原順二議員) 教育長。            (18番日下敏久議員「どこを通られたか」と呼ぶ) ◎教育長(柴崎伸次君) 議員からもご指摘をいただいた真ん中を通られたというふうに理解していますけど。            (18番日下敏久議員「これはどうですか」と呼ぶ) ちょっと詳細までは……            (18番日下敏久議員「これは植木刈ってます。教育長だったらどこを通りますか」と呼ぶ) 周辺だとは思いますが。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) そうでしょう。そうなんですわ。常識のある人というのは、やはりこのへりを通るんですわ、こうね。ここバックネットですよ。内野ですよ。この中を堂々と雨降りあげくに通るというたらどういう考えをせられとんか私もようわからん。しかも、学校の工事やいろんな学校に携わったことに出てこられようる人。非常にもう考え方がわからん、私は。だから、いつどういうふうに指導をされたんかというて聞きょうるだけの話。だから、そねん難しい話をしょうるわけじゃないんですよ、教育長。学校の工事、いろんな工事を進める中で全体が安全に進むんが普通です。余りにもひどいから私言ようるわけですわ。車で天気になったら1遍ほど引いたらすぐとれるんですわ、薄かったら。それがもう何日もとれんのです。だから言ようるだけの話ですが。そういうことも含めて、小学校でグラウンドというたらもう体育館の中と一緒でしょう。だから、そういうことを早くして、安全に関してもっと指導していただかなんだら、私らもそう簡単にあんた済ませられるような問題じゃあ私はねえと思う。そう思いますが、教育長、どうでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 教育長。 ◎教育長(柴崎伸次君) 学校施設においては、やはり子どもたちの安全というのが第一でございますので、今後、同様のことがないようにしっかりと指導してまいりたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) ぜひともそうしてください。 それから、業者に直すように指導したんであれば、現地に行って直ったかどうかぐらいの確認をしてから議場で返事をしていただいたほうが私はいいんじゃないかと思います。それこそ、さっき何か言って訂正しょうたようになるぞ。 1つ残っとった、1番、まちづくり行政運営についてということで。 市長、昨日からずっといろんな質問がなされておりました。これ、みんな難題だから質問しとるわけですわ。それで、市長の考え次第で難題であるか難題でないかということが確実にできるようなこともあるわけですわ。市長がリーダーシップとって指示をすれば難題でないようになるし、いろんな考え方で大勢で協議しょうりゃあ難題になることもあるし、いろんな判断の仕方があると思う。ある程度市長の直接の指示で難題を難題でねえような方向に向けるように、やっぱりやっていったほうが私はいいんじゃないかと思います。ちなみにこの前、伊東のほうに私らも視察に行かせていただいたけど、そこの市長が出てこられてお話しされていたのに、国保の健康診断、そこの市民病院で無料でしょうるというて。これから先、診断しょうれば大きな病気にかかったり、そういうことのないように医療の軽減になるからということで無料でしょうるというて。そのお金はどこが負担しょんならというたら病院がしょうる、病院のほうで負担してもらようるというて。だから、健康診断、1割負担やこうは無料ですわ。ちょっと我が町でも市長の判断で500円ワンコインとかそういうあれをされていますけど、そういうリーダーシップをとってやられてました。近隣では、市長もご存じのように総社の市長がどんどんどんどん自分からリーダーシップをとって、国のほうやいろんなところへ行って企業誘致を力いっぱいされて、もう3年先にはちょっと働くほうの確保が厳しゅうなるぐらいな状況になるとか何かいうようなお話もされてました。そういう中で、やはり市長が判断する中で方向づけをされたら、もうこの鳥獣の件にしても、きょう私が言ようる自動車の充電にしても、我が市でも取り組まにゃあいけんという指示を出したらそういうにできると思います。だから、皆さんが質問しょうる中でも、市長のトップ判断でできることはたくさんあると思います。だから、一つ一つが瀬戸内市の難題じゃねえ、難題になることもあることをお忘れなく、最後に。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) しっかりと進行管理をしなければいけないものというのは担当課だけではどうにもならないこととか、そういったところは我々が中心となってやっていかなければいけない問題だと思っています。 これまでも、今ご指摘いただいたようなことは内部でもやっておりまして、例えばトータルサポートセンターをどのようにしっかりつくり込んでいくかとかというのは、毎月私も含めてミーティングをやりながら進めていった経緯もあったりとかいたします。そういうふうな考え方を、それ以外の分野でも、基本的には担当課を中心にしっかりと進行管理をしながらやっていってほしいのはやまやまなんですけれども、それでもなかなか前に行かないものについては、我々がしっかりと責任を持ってやっていく必要があると思っております。そうした意味で、現在積み残しになっているところ、なかなか前に進んで行っていないところを重点的に、私も時間が限られているところがありますけれども、その限られた時間の中で重点的に入っていって一緒に考えていく。単に指示をするだけでは、現場の業務の状況であるとか、負担の状況であるとか、精神的な状況であるとか、そういったところが正直わからないところがありますので、一緒に汗をかいていくという、そういうふうな姿勢で頑張ってやっていきたいというふうに思います。 ○議長(平原順二議員) 日下議員。            〔18番 日下敏久議員 登壇〕 ◆18番(日下敏久議員) いろんな面で、協議会、委員会、いろんな答申をいただくのも結構ですけれども、ある程度リーダーシップをとってそういった方向に進むのも行政運営じゃないかなと思います。市長も、教育長も、市民の安全、子どもたちの安全、そういったものを重視して頑張ってください。 以上で終わります。 ○議長(平原順二議員) 以上で日下敏久議員の質問を終わります。 ここで10分休憩をします。            午後2時10分 休憩            午後2時21分 再開 ○議長(平原順二議員) それでは、再開をいたします。 次に、発言順序11番、角口隼一議員の一般質問を行います。 1番角口隼一議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) 皆様こんにちは。 2日目の5番目になります。前回は前置きが長くしゃべり過ぎたのと、質問数が多くて再質問の時間がなくなってしまったのですが、結局反省も少なく、今回も14も質問を出すありさまですから、1回目の質問では端的に申し上げたいと思います。 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。 1番、安全・安心のまちづくりに向けた医療、保健と市民の健康増進について。 (1)要旨1です。今年度の国保特定健診の受診者の状況及び保健指導の実施状況は。 6月からの国保特定健診を行っての滑り出しの状況、それから保健指導の実施状況を教えていただきたいと思います。 それから、1度受診していただいた方にこれを毎年受けていただくように勧奨する仕組みをつくり上げる必要があると思いますが、その辺の見解とかも教えていただけたらと思っております。 (2)国保総合健診の取り組みを拡充する方針は。 特定健診とがん検診を同時受診ができ、土日に2回、ゆめトピア長船で実施されている現状の国保総合健診はすばらしい取り組みと感じます。駐車場の確保や費用対効果などの点で拡充できていないのかもしれませんが、国保総合健診をさらに拡大できないのか見解を教えていただきたいと思います。 (3)特定健診の受診率向上に向けてのさらなる周知計画は。 特定健診の受診率向上に向けて努力をなさっており、9月からは本市も戸別訪問を行うことは喜ばしいことであります。これを毎年行えるのかという疑問もある中、ぜひ継続していってほしいところであります。さらに、保健指導の充実についても力を入れてほしいところであります。保健指導までを含めた周知が行えているのか教えていただきたいと思います。 (4)(「(5)」と後刻訂正)歯周病検診の導入を検討しては。 歯周病が体に及ぼす影響及び咀しゃくできないことによって体を害することは、周知のことであります。さらに、旧町時代、邑久町では総合健診のメニューの中にあったことでありますから、皆様方もご存じのとおり重要性についてはご理解いただけるものと思います。歯周病検診導入についての検討状況を…… ○議長(平原順二議員) 角口議員、4番やめる言うたが。 ◆1番(角口隼一議員) 済みません、4番間違ってました。済みません。 (4)の被用者保険の特定健診及び保健指導の実施状況は取り下げさせていただきます。申しわけございません。 (5)で、済みません、歯周病検診の導入を検討しては。 歯周病が体に及ぼす影響及び咀しゃくできないことによって体を害することは周知のことであります。さらに、旧町時代、邑久町では、総合健診のメニューの中にもあったことでありますから、歯周病検診導入を検討していただけないかお聞かせください。 (6)市民病院の保健指導の実施状況は。 前回の議会でも言及いたしましたが、本市民病院は今後、地域包括ケアを担っていく必要性があります。地域の医療費、介護事業費の抑制を行いながら、適切な医療体制の構築のために市民病院として全体的な意味で市民の健康維持を果たす役割、機能について考えていただきたいと思いますが、保健指導の現在の実施状況をお聞かせください。 (7)医師の労働環境は。 市民病院の医師、看護師、医療関係者皆様が頑張っていただいているおかげで、ことしの7月、8月の市民病院の状況は過去最高であったそうであります。 そこで、気になりますのが労働環境の状況であります。適切に休みがとれているのか、市民病院で末永く市民のために医療に従事していただくためにも考え方を教えていただきたく思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (8)病院にDPC導入への検討状況は。 DPCの導入は、病院の透明性を高めるためには必須であります。俗に、急性期医療における出来高評価だけではない、包括評価と出来高評価を組み合わせた診療報酬制度と言われます。本議会でも、平成23年の6月議会で、先輩議員の質問に対してその当時の病院事業管理者は明確な回答をなされなかったものの、それ以後の社会の趨勢、それ以後の状況の変化から、DPCの導入は急性期の一般病棟を持つ病院には必要性が高いものであるという見解を示されました。地域の中核的な医療体制を構築するためにも導入を進めなければならないと思いますが、お考えをお聞かせください。 (9)紹介患者の数、逆紹介の数、初診患者の数の状況と過去からの推移は。 これは、地域の医療体制の構築のためには、今後非常に重要なファクターになると思います。特に、2次医療、中核的な医療機関に育て上げるためには、紹介患者の数や逆紹介の数なども向上させていく必要があります。逆紹介をふやせば紹介がふえると単純ではないのかもしれませんが、逆紹介数をふやすところから始めなければ紹介数もふえるようにはならないと考えるのですがいかがでしょう。初診患者の数も含めて、過去から現時点までの状況を教えてください。 (10)市民病院の施設基準取得の計画及び医師、医療従事者、看護師、事務職員の研修状況は。 さまざまな学会や協会が認定制度をつくっております。その中で、厚労省が認めている施設基準には加算がつくものも多いわけで、診療報酬の単価のアップのためには、施設基準のクリアはできるところから一つ一つ行っていくべきであります。加算を取得するためには、職員の外部研修なども必要であり、例えば栄養サポートチーム加算を取得するためには栄養士が研修で学んできてもらう必要があるわけで、できるところから努めてやっていかなければいけないところであります。それから、下に接遇についても触れていますが、接遇のためには技術、技能が高くなければなりません。こんな例があるそうです。どんなにきれいな看護師に注射をされても、3回も刺されると叱られそうで、技術、技能の向上のためには研修が欠かせないと思います。加算を取得するための外部研修を踏まえてお聞かせいただきたいと思います。 (11)市民病院において接遇及びマナーのさらなる向上に向けた研修の実施状況は。 病院においては、接遇及びマナー研修により幾分よくなっているという声も聞きますが、幾つもの声の中にはやはり辛辣な声もあって胸が締めつけられる思いになります。 さて、さらなる接遇及びマナーの向上に向けた取り組みをどのように行うのかお聞かせください。 (12)ジェネリック薬品の取り組みへの計画は。 最近、話題のジェネリック薬品ですが、本市民病院はDPCを取り入れていないので、年次的にどの程度ジェネリックを取り入れているのか、他病院との比較が難しい状況であります。ジェネリックへの取り組みに関しては、国保では後発医薬品利用差額通知を被保険者に送付し、低価格の医薬品への切りかえを促進しているなどの対策がとられていますが、病院または福祉部でジェネリック医薬品への安全性や先発医薬品からの代替可能性についての提示などができるでしょうし、普及啓発についてまだまだ初期段階だと思いますので、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 質問事項2、人と自然が織りなすしあわせ実感都市の実現に向けた近隣都市との連携について。 私は個人的に8月に、定住自立圏から中枢都市圏へ移行する高松市へ視察をしてまいりました。ここで感じたことは、事務作業の効率化を図ることはできないが、職員の皆様のさらなるレベルアップが図れるのではないかという思いでした。 なお、レベルアップが本市の市民へのサービス向上を意味するという観点で質問をいたします。 若手の職員で、その職員が持っている事務事業のうち、もっとこんなことができたらうまくいくのになあとか、先ほどの先輩議員の質問に対してのさまざまな難題等があるというふうにおっしゃられておりましたけれども、先進自治体の実例を学び、同じ事務事業を行っている他の自治体の職員と交流したいという職員がいる場合には、積極的に連携を図っていくことが望ましいのではないかと考えております。つまり、トップダウンで岡山市と連携構想を行っていくのではなく、できればボトムアップで拾い上げる形で連携を図っていくほうが価値があるように考えます。という思いをお伝えして、質問いたします。 (1)連携中枢都市圏構想から岡山都市圏連携協議会が設立されましたが、どのような事業を共同で行う意向なのか。 (2)連携協議会に対して、本市から提案及び要望を考えている事業はあるのか教えてください。 以上で1回目の質問を終わります。
    ○議長(平原順二議員) 松尾市民生活部長。            〔市民生活部長 松尾雅行君 登壇〕 ◎市民生活部長(松尾雅行君) 失礼します。それでは、角口議員の質問事項1、安全・安心のまちづくりに向けた医療、保健と市民の健康増進についての要旨1、そして要旨2、要旨3、そして要旨の12についてご答弁申し上げます。 まず、要旨1についてでございます。 今年度の国保特定健診の受診者の状況及び保健指導の実施状況はというご質問でございます。 国保特定健診の受診者の状況についてでありますが、平成27年度は6月から7月まで集団健診を実施いたしました。昨年度に比べて若干の減少となっていますが、今年度から個別健診の実施期間を今までの8月から12月まで4カ月間延長したこともあり、7月末終了時点では昨年度と比較して同じ程度の受診者数となっております。 次に、保健指導の実施状況についてでありますが、今年度からヘルスアップ事業を利用して特定保健指導の実施をふやしていこうと、特定健診の委託先である委託機関と連携いたしまして、集団健診終了直後に受けることができるスマート保健指導を実施しております。これは過去2年間に保健指導対象者になった方に声かけをして、保健指導を二、三十分程度でコンパクトに行う指導でございます。今まで訪問や電話勧奨で拒否をされていた方も、健診と一緒に受けられるならと多く参加していただくことができ、29名の方にこれを実施することができました。また、保健指導につながらなかった方も、声かけにより今の生活状況や心境を詳しく聞くことができましたので、対象者の状況把握につながりました。人間ドックや個別健診で新規に保健指導対象となった方には戸別訪問で利用勧奨を行い、3名の方が保健指導を希望されました。電話でみずから申し込みをされた方も含め、計6名の方が個別保健指導を実施しております。よって、現在のところ、35名の方が保健指導を利用している状況でございます。ご質問のこれからも保健指導を受診していただくよう話はしているのかということでございますが、保健指導をしているときに保健師のほうから話はしていただいているということでございます。 それから、要旨2、国保総合健診の取り組みを拡充する方針はというご質問でございます。 今年度8月1日、2日の2日間、特定健診とがん検診を同時に受けることができる国保総合健診を実施いたしております。昨年度と同様、1日当たり定員100名で、計200名の枠に約300名弱の申し込みがありました。キャンセルなども考慮をいたしまして30名程度多く受け付けましたが、70名程度はお断りさせていただきました。そして、8月1日の健診日には、定員100名のところ101名の方が、翌2日には108名の方が受診されました。このように、国保総合健診は希望者が多いので、定員枠や日数を見直す必要があると考えておりますが、関連する部署と協議しながら検討していきたいと考えております。また、同時に、骨粗鬆症検診、血管年齢測定等のオプション検査の実施など、魅力ある健診となるよう拡充を検討したいと考えております。 次に、要旨3、特定健診の受診率向上に向けてのさらなる周知計画はというご質問でございます。 特定健診の受診率向上に向けて、広報紙の6月、7月、8月号に受診勧奨の記事を掲載し、8月末に特定健診未受診者5,303名の方に対して勧奨通知を送付しております。先ほどおっしゃっておりましたとおり、9月からはヘルスアップ事業によりまして、保健師、看護師の資格をお持ちの臨時職員5人を雇用いたしまして、未受診者のお宅へ戸別訪問をして、受診勧奨や特定健診に関する希望調査を順次行っていく予定にしています。先ほど、ご質問の中に指導の勧奨はというご質問がありましたが、当然メタボ等を診断された場合には指導も受けていただくよう勧奨していただこうと考えております。また、以前実施いたしました未受診者アンケートから、未受診の理由として医療機関の定期受診や人間ドックで既に検査を受けているとの理由が圧倒的に多かったことから、今回の勧奨通知の中に結果報告書と返信用封筒を同封しております。結果を報告していただくことで、未受診者の健康把握や受診率向上につなげていきたいと考えております。 そして、要旨12番、ジェネリック薬品の取り組みへの推進計画はということでございますが、国保の立場でご答弁させていただきたいと思います。 ジェネリック医薬品の市の取り組み状況でありますが、平成24年6月から国民健康保険被保険者に対してジェネリック医薬品差額通知書を発送しております。また、新規の国民健康保険加入者に対してジェネリック医薬品希望カードを配布しております。ジェネリック医薬品を利用していただくことは、薬に対する自己負担額が軽減されるとともに医療費全体の削減効果が期待できるため、今後もジェネリック医薬品の普及促進に努めてまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(平原順二議員) 谷本保健福祉部長。            〔保健福祉部長 谷本憲子君 登壇〕 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) それでは、私から、質問事項1、要旨5の歯周病検診の導入を検討してはについてご答弁させていただきます。 歯の健康は、食べ物の咀しゃくのほか、食事や会話を楽しむ等による生活の質を確保するための基礎となる重要な要素です。歯科保健の分野では、生涯にわたり自分の歯を20本以上保つということにより健全な咀しゃく能力を維持し、健やかで楽しい生活を過ごそうという8020運動を進めています。現在、瀬戸内市では歯周病の集団健診は行っていませんが、乳児健診の際、子どもさんだけでなくお母さんも対象にして虫歯になりやすい口腔環境かどうかを判定するカリオスタット検査を実施し、口腔衛生への関心を高めています。また、市民の方が参加する栄養教室などの健康教室に歯科衛生士による口腔ケアの重要性の講話と歯磨き指導を取り入れ、参加者の皆様から好評を得ています。厚生労働省の資料によると、歯周病検診の結果、日本人の40歳以上では90%の方が要精検か要指導になるとの結果が出ております。歯周病検診の導入とのご提案でしたが、歯科医院での定期健診をお勧めすることも重要であると考え、歯科の定期受診を啓発していきたいと考えています。 ○議長(平原順二議員) 三浦病院事業部長。            〔病院事業部長 三浦一浩君 登壇〕 ◎病院事業部長(三浦一浩君) それでは、私のほうから、質問事項1の要旨6から12までの答弁をさせていただきます。少し長くなることをご容赦いただきたいと思います。また、専門的な用語もあることから、その説明も含めてご答弁をさせていただきます。 まず、質問要旨の6、市民病院の保健指導の実施状況はということでございますが、市民病院での保健指導の実施状況は、平成25年度が6件、平成26年度が3件と非常に少ない状況ではございますが、病院として治療行為における療養指導や各種健康教室を充実して、今後、保健福祉部、市民生活部と連携を図りながら市民の健康増進に努めていきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 次に、要旨7、市民病院の医師の労働環境はというご質問です。 現在、病院事業管理者を含む常勤医師が9人、非常勤医師が24人という状況となっております。 次に、医師、日直、当直業務でございますが、非常勤医師の派遣をお願いすることにより、現在、当院医師は月に3回程度の状況となっております。以前と比較すると2回程度減少しており、また当直明けには午前中の勤務というふうな形で当直業務を勤務と考え、こういった改善を行っております。また、医師事務作業補助者として医療クラークを3名採用いたしまして、医師の事務的な負担軽減を図っているところでございます。今後も医師の労働環境改善に努めていきたいと考えておりますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 次に、要旨8、市民病院におけるDPC導入の検討状況はというご質問です。 まず、DPCとは、診断群分類包括評価として病名により医療費を定額とする支払い制度に使われる評価方法です。DPCに基づいて評価される入院1日当たりの定額支払い制度とも言われています。この制度は2003年4月から全国82の特定機能病院などで導入開始となりまして、平成26年度時点では全国の一般病床の約55%を占めております。この制度を導入するためには、必要な要件が定められています。この要件とは、急性期入院医療を提供する病院として一般病棟基本料7対1、または10対1の入院基本料に係る届け出、そして診療録管理体制加算に係る届け出、標準レセプト電算処理マスターに対応したデータの提出を含め、厚生労働省が実施する影響評価に係る調査などへの参加などが要件となっております。厚生労働省では、本年9月中の募集期間で、平成28年度診療報酬改定時におけるDPC準備病院の募集を現在行っております。当院はこれに応募をする予定としております。今後はDPC準備病院として、データ提出などの2年間の移行期間のうちで収益等を比較検討しながら導入に向けて準備を進めていきたいと考えておりますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 次に、要旨9、紹介患者の数、逆紹介の数、初診患者の数の状況と過去からの推移はというご質問です。 まず、紹介患者の数とは、当院を受診した患者さんのうち、開業医やほかの医療機関から紹介状を持参されて来院した患者さんのことです。また、逆紹介患者とは、紹介された患者さんを治療し、症状が安定した後、紹介もとへお返しした患者さんの数となります。平成26年度の紹介患者数は1,290人で、逆紹介患者数は1,086人、初診の患者数は5,688人となっています。また、過去からの推移につきましては、平成26年度から算定方法が変更となった関係もありまして、逆紹介、紹介の数字を単純に比較することはできませんが、参考までに申し上げます。平成25年度紹介患者数824人、逆紹介患者数1,200人、初診患者数5,956人という状況です。また、平成24年度紹介患者数が748人、逆紹介患者数1,121人、初診患者数5,695人というふうな状況となっております。また、初診患者数と同様に、最も重要な新入院患者数というものがございます。こちらのほうは、平成26年度1,253人、平成25年度1,215人、平成24年度1,245人という状況となっております。 次に、要旨10、市民病院の施設基準取得の計画及び医師、医療従事者、看護師、事務職員の研修状況はというご質問です。 施設基準やさまざまな加算点数が病院の経営に大きく影響することから、取得可能なものは随時届け出などを実施しておりますが、費用対効果も重要な要素と考えます。当院では、まず現在取得している施設基準などを維持継続して算定できるように努め、新病院に向けて体制を整えていく上で新たな基準及び加算を算定できるよう研究していきたいと考えております。 次に、当院職員の研修状況についてでございますが、医師会、病院協会、看護協会などが主催するさまざまな研修プログラムへの計画的な参加、そして院内研修として開催が義務化されているものに加え、病院内で起こった事例をテーマとした事例研究会を開催しております。また、昨年度から実施している1泊2日の宿泊研修を開催して、職員の士気向上と情報共有に努めたところでございます。今後も病院の理念実現のため努力していきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 次に、要旨11、市民病院において接遇及びマナーのさらなる向上に向けた研修の実施状況はというご質問です。 先ほどの質問でも答弁させていただきましたが、病院内で起こった事例をテーマとした接遇などについての事例研究会を開催し、何がトラブルの原因か、どのように対応すべきであったかなどを具体的に話し合い、改善に向けて共通認識を行っているところです。また、宿泊研修では、ロールプレイングを用いた接遇も含めた研修を実施し、新任職員から幹部職員までグループ討議を実施して意見交換や交流を深めております。そして、職員から次回研修会で実施したいテーマなどを募集しており、今後も接遇、マナー向上に努めていきたいと考えております。 最後に、要旨12、ジェネリック薬品の取り組みへの推進計画はということで、市民病院の状況を答弁させていただきます。 ジェネリック医薬品、いわゆる後発医薬品の当院での使用状況は、品目ベースではございますが約22%という状況で推移しておりますが、今後さらなる導入が必要と考えております。しかし、内服薬においては、患者さんによっては飲みにくいなどの苦情や外用薬等でもジェネリック医薬品を好まれないケースもあることから、状況に応じた対応が必要となってきております。今後、ジェネリック医薬品の導入については、使用促進を念頭に個々のケースに応じて随時検討してまいります。ただ、国の重要施策としてさらなる使用促進が強く求められておりますので、今後、使用促進に向けた検討をしていきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(平原順二議員) 石原総合政策部長。            〔総合政策部長 石原知之君 登壇〕 ◎総合政策部長(石原知之君) それでは、私のほうから、質問事項2、人と自然が織りなすしあわせ実感都市の実現に向けた近隣都市との連携について、質問の要旨1、2についてお答えいたします。 まず、質問の要旨1、連携中枢都市圏構想から岡山都市圏連携協議会が設立されたが、どのような事業を共同で行う意向なのかというご質問です。 連携中枢都市圏制度は、平成26年度の改正自治法により規定された連携協約の仕組みにより、人口20万人以上の中核的な機能を備える都市が近隣自治体と連携し、人口減少などの課題解消につなげる制度でございます。具体的には、地方公共団体が柔軟に連携し、地域の実情に応じた行政サービスを提供することで、経済成長の牽引、高次都市機能の集積強化及び生活関連機能サービスの向上につなげ、人口減少、少子高齢社会にあっても地域を活性化し、経済を持続可能なものとし、安心して快適な暮らしを提供することを目的としています。この制度により、国は連携中枢都市圏が策定いたします5カ年計画、連携中枢都市圏ビジョンに基づく取り組みに対して必要な支援を行うこととされており、各省庁の補助金、交付金などの採択、交付の際に一定の配慮がなされることになっています。 先ごろ発足いたしました岡山都市圏連携協議会、これは岡山市を中心とした8市5町の首長により組織されるもので、今後、この圏域での連携中枢都市圏形成に向けて協議調整準備を行うこととされております。具体的には、今年度は岡山市が提出し採択を受けました新たな広域連携促進事業といたしまして、圏域の公共施設、産業、医療、交通に関する基礎調査及び分析を行いまして、それにあわせて圏域内の周遊型観光モデルツアーを試行的に行うこととしております。そして、この事業の結果を受けまして圏域で取り組む事業の精査を進めるとともに、平成28年度におきまして連携中枢都市宣言、連携協約の締結及び都市圏ビジョンの策定というふうになっております。 次に、質問の要旨2、連携協議会に対して、本市から提案及び要望を考えている事業はあるのかというご質問です。 現在、瀬戸内市としましては、岡山市との連携事業に提案している取り組みは、圏域の産業構造分析、JR赤穂線の利活用、公共交通の充実、NPO法人の活動推進事業ですが、今後、公共施設の相互利用や先ほどご質問にありました職員のスキルアップといった観点から柔軟な職員の交流などについても提案していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) それでは、再質問に入らせていただきます。 皆様に倣って下から行きましょう。 連携中枢都市圏構想でいろいろ取り組みをしていただけるということでお話を伺いました。岡山は教育の面でもESD等をやっているというふうなことは皆さんよくご存じのとおりでございますけれども、持続可能な社会の実施についてということで岡山は非常に取り組んでおりますけれども、その辺に関して瀬戸内市も子どもたちの教育に非常にプラスになることになるんじゃないかなと思うので、その辺、自分ところだけではできないけれども岡山市の力をかりてできるんじゃないかなと思うんですけれども、教育長、いかがでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 教育長。 ◎教育長(柴崎伸次君) 岡山市においては、そういうESDの教育は進んでいるちゅうことは承知しております。実情も踏まえて、学校とも協議しながら検討してまいりたいと思っております。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) あと、人事交流については先ほど答弁していただきましたので、非常に職員さんのレベルを向上していかないと、先ほどの先輩議員のところでさまざまな難題も市長がいろいろ抱えていらっしゃいますけれども解決できんのんじゃないかなと思いますので、職員さん皆様のレベルアップのためにも連携をして、先進事例を皆さんが学んで共有して、これはできるんじゃないかということを進めていただきたいなと思います。 それでは、質問事項1、安全・安心のまちづくりに向けた医療、保健と市民の健康増進についての再質問をさせていただきます。 先ほど答弁をいただきまして大体のことはわかりました。継続受診の可能性とか被用者保険のことについてはちょっと先ほど取り消しをしましたけれども、被用者保険の方が高齢になった際には、中には国保に移行される方もいらっしゃるわけで、やはりさまざまな事業所とか、それから特に被扶養者の健診率の向上には市としても取り組んでいかないといけないんじゃないかなと思うんです。もしくは、そういったことの啓発等が必要になってくるんじゃないかと思うんですが、その辺はどういうふうにお考えなのか教えていただけますか。 ○議長(平原順二議員) 角口君、4番は取り消したんじゃろう。            (1番角口隼一議員「ええ、4番は取り消したんですけど、1のところで」と呼ぶ) 1で聞くんじゃな。            (1番角口隼一議員「はい、お願いします」と呼ぶ) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(松尾雅行君) 被用者保険から国保に加入された方ということでしょうか。現在、特定健診につきましては、受診者が受けやすいような環境づくりをしております。そういったPR等もさせていただいております。広報紙とかあるいはホームページ等でさせていただいておりますが、もっとPRしていかなければいけないなと思っております。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) よろしくお願いします。 国保の会計、お年を召された方が非常に被用者保険から国保に行かれる方もおりますので、若いときにいかに健診を受けていただくかというのは非常に重要なことなんだろうなと思うんです。事業所として取り組んでいるところもあれば、やはり生ぬるいというかきちんとできていないところも幾分あるのかなと思うんです。ですから、先ほど言っていただきましたようにやっていただけたらと思います。 あと、40歳未満で、若年層への生活習慣病の予防対策も行う必要があるんじゃないかなと思うんです。特に、私の知り合いで34歳で糖尿病になったという人間もおるわけで、それで気をつけようかなと私も強く思った次第なんですけれども、研修やリーフレットの作成などもしていったほうがいいんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(松尾雅行君) 確かに、認知症についても若年化ということで言われております。うちのほうでは、そういった40歳未満の方についても次年度以降、事業を取り入れていけたらなという考えで今検討しているところであります。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) 若年層のほうも、一生懸命やっていただきたいと思います。 (2)です。国保総合健診の取り組みで再質問をさせていただきます。 先ほど、200名の枠に約209名の方が受診をしていただいたということですけれども、場所がゆめトピア長船でしていただいている関係で、客観的に見て長船の方が多いのかな、邑久の方が多いのかなというふうに感じるんですけれども、その辺人数の配分というか、どういうふうな受診状況になっているのかというのはわかりますでしょうか。ちょっとわからない。はい、わかりました。そういった意味で、きのうから公平・公正という言葉が非常に出てきておりますし、市長のほうも公平・公正な対応をしていかないといけないということはおっしゃっていただいていますので、場所が長船でやってくださっているのは駐車場がきちんと整備できていてやりやすいというところもあるんだと思うんですけれども、ほかの邑久の地域だったりとか牛窓の地域ではやはりちょっと難しいのか、それとも検討しているのか、今後検討していく予定があるのか、その辺を教えていただけますでしょうか。 ○議長(平原順二議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(松尾雅行君) 国保の総合健診でありますが、うちのスタッフとそれから一部他の部署のスタッフも協力していただいてやっている事業でございます。そういった関連部署と協議しながら、今後検討してまいりたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) ありがとうございます。 公正・公平の観点から見て、市長はどのように感じますでしょうか、見解を教えていただけますか。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 恐らく議員がおっしゃっているのは、長船でやると牛窓の人は遠いので受けにくいんじゃないかと、だから邑久でやるべきではないかというそういうお話か、あるいはもっと場所を複数やるべきではないかという、そういうご提案なんではないかなと思います。 今、国保の総合健診も、我々職員のほうもかなりの負担といいましょうか、割と業務的には結構負荷がかかっておりますので、そのあたりを現場の職員のそういった状況を見ながら判断をしていく必要があるんではないかなと思います。現場の負荷の状況等が必要でしたら、担当部長のほうから答弁させていただきたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) 国保総合健診、またがん総合検診という市民の方にとって受けやすい健診方法はということで、市民生活部と共同して実施しております。その健診に対して、現実的には総合健診ですので、がんの検診を全部入れますとマンモグラフィーの検診車、胃がんの検診車、胸部レントゲンの検診車、子宮がん検診の検診車ということで、設備がない分、大型の検診車を導入して総合健診を実施しております。そういう意味で、場所をという意味ではゆめトピアの駐車場というのは、非常に安全に検診車が設置できますので利便性が高いなあというふうに考えております。特に、ことしは中央公民館では工事中ということもあったり、また牛窓ではちょっとその検診車の台数がとめにくいということもありまして、なかなか実施できておりません。それと、集団で受けていただいている数が伸びて個別の人数がどうなのかというふうなこともやはり評価をさせていただいて、非常に土日、職員が出て、代休がとれるというようなことはなかなかできないような状況もございますので、全体的な受診のしやすさとそれから個別に特定健診などを受診していただくしやすさと、総合的にその受診率なんかも検討しながら方法についてできるだけ受けやすい方法ということはもちろん念頭に置きながら計画をさせていただけたらというふうに思っております。 以上です。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) 丁寧なご答弁をありがとうございます。わかりました。なかなか難しいことだというのはもうよくわかっております。もう本当にやっていただいていることだけでもいいことだと思いますので、できればということで考えておいてください。 3つ目、周知計画はということで、特定健診の受診券を町内ごとに送付して隣近所の誘い合いによる受診率向上を図っているという事例もあるそうで、それが果たして非常に効果があるのかどうかわかりませんけれども、そういったこともやっていかないといけないのだろうか。もしくは、レディース健診とか障害者健診を実施する自治体もあるようです。そのような計画を立てて周知することで受けやすくなることもできるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺のお考えは教えていただけませんか。 ○議長(平原順二議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(松尾雅行君) いろいろ先進事例があるようではございますが、そういった先進事例もこれから勉強させていただきながら、実施できるかどうかも含めて検討させていただけたらと思います。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) (6)に行きます。 保健指導に関して、先ほど6件とか3件というふうにおっしゃっていただきまして、先ほど先輩議員が病院で健診が受けられるとかというふうなこと、静岡県の伊東市、おっしゃっていましたけれども、健診も含め、保健指導も含め、市民の健康を守っていくという意味で市民病院の果たす役割、計画の中に入れていただきたいなと思うんですけれども、その辺考えを教えていただいたんですけれども、今後のさらなる保健計画とか医療介護総合計画とか今後立てていくと思いますので、そういった全体の健康を守るという意味で、計画を練る上で考え方を教えていただけますか。 ○議長(平原順二議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) 健診に関する考え方を基本的にどう思っているかということのご質問かと思います。 今おっしゃいましたように、健診というのはとても地域の住民の健康を守る上で大変大切なものだというふうに思っています。それから、私どもの市民病院の要するに病院という立場から見ても、いわゆる一般医療をきちんとするということと同時に予防に関してちゃんとアクティビティを持つということで、健診というのは病院にとっても大変大切なものの一部分だというふうに考えておりまして、中・長期的にも一つの病院の大切な部分だというふうに考えておりますので、今の健診の受診者の数をもっともっとふやしたいと。特に、今、とても古い建物で構造的にかなり無理なところがありますので、そういうふうな制限があったり、ドクターの数の制限があったり、いろんなことがありますが、中・長期的にドクターのどのあたりをどうふやしたいかとか、どういうふうな機器が必要であるかとか、それらのことに関してはかなり具体的に私どももある程度計画を練って考えておりますので、将来的には今よりももう少し期待に沿えるような形になるんじゃないかというふうに考えています。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) それでは、(7)に行きます。医師の労働環境について。 まず、とても丁寧なご答弁でしたので、再質問を考えていた当直について丁寧に説明していただきましたからあれですけれども。先日、市役所で夜間にガラスが割られて侵入者があったというふうなニュースがありましたけれども、当直の医師、臨時の方も中にはいらっしゃるわけで、そういうふうなニュースとか市内でこういうことがあったよとかということもやっぱり知らないのかなということもあります。ここと市民病院は違うと言われたら違うかもしれないんですけれども、もしガラスを割られて中に入られてというふうなことがあったときに、入院患者の安全だったりとか、たまたまそこに医師が居合わせたりとか、看護師が居合わせて事故や事件とかけがになったりする可能性も出てくるかもしれません。そういった意味では、その辺の対処法だったりとか、そういった市役所でこういうふうなことがあったよとかということをお伝えいただいて労働環境を守ってくださっているのか、その辺も教えていただきたいんですがいかがですか。 ○議長(平原順二議員) 病院事業部長。 ◎病院事業部長(三浦一浩君) 病院ですから24時間病棟ですと職員がおりまして、それから外来、救急患者用に医師、看護師、それから事務当直等があります。古い施設ではありますけど、今主要なところには防犯カメラをつけておりますので、もし何か侵入があった場合には警報等が鳴るというふうな対応をしてございますので、病室等に何か不審者ですとかそういった者が入ったということであれば、当然病棟の看護師等、こういった夜勤者、こういった者からの連絡で早期に対応するという対応になろうかと思います。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) あと、紹介とか逆紹介、初診患者の数の推移ということで、数値も25年度から26年度については非常に紹介の数もふえてきて、医療連携室の役割も非常に果たされているのかなというふうに感じさせていただきます。初診患者の数が若干多いのかなというところはあるんですけれども、ある程度中核な市民病院は一次ではなくて二次、そういうふうな医療を提供する病院であるという観点から、感情的には初診の患者さんを受けていただいて、きちんと治療を受けていただくことは非常に重要だと思うんです。ですけれども、適切に軽度な方、余り軽度な方は少し自分のおうちの近くのかかりつけのお医者さんに受診をしていただくとかそういうふうな勧奨を、気持ちとしてはやってほしくないんですけれども、そういったこともしなければいけないことにはなってくるのかなと思うんです。ですけれども、その辺の考え方とかを教えていただけますか。 ○議長(平原順二議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) 逆紹介の患者さんをふやさないといけないということはあるんですね。実は、瀬戸内市民病院というのは病床数は110床という、病床の数からいうと微妙な数字です。何が微妙かといいますと、いわゆる病院の診療報酬の中には要するに保険でやる部分と保険外で自由診療の部分とありますね。選定療養という部分がありまして、これは保険とは別に病院が自由にお金を決めていい。その中に、紹介状を持たない患者さんの初診料というのがあるんです。紹介状を持たない患者さんの初診料を自分で勝手に決めていいと、それは病床数が200床以上の病院なんです。ですから、それよりもかなり少ない病床です。何が特徴があるかというと、病床数が少ないということはそうなんですけど、大抵が地域に密着して、一部は開業医さんと似たような役割も少し果たさないといけない部分があるということですね。ですから、基本的には病院ですので、地域の開業医の先生方に返すことを大原則としていますけれども、やはり中にはここの病院で診てほしいという方もいらっしゃいますので、それは拒むわけにいきませんので、そういう部分もありますので、そのあたりはちょっとファジーなところがあるということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) ありがとうございます。 12に行きます。 ジェネリック薬品の取り組みへの計画はということで、先ほどジェネリックカードを新規だけの方には普及カードをお配りしていらっしゃるというふうなご答弁をいただきましたけれども、新規だけではなくてジェネリックカードを普通に持っていらっしゃる方もいると思うんですけれども、市民生活課に行ってもらってくる人もいると思うんですけれども、そうではなくて知らない人も多々いるのかな。声に出して言えない人もいるでしょうし、診察券と一緒にカードを提出するぐらいだったらできるんじゃないかなという人も多分いると思うんです。そういう意味で、ジェネリック医薬品普及カード、そのカードを積極的に周知をして配っていただくことをすることでジェネリックの普及啓発が比較的進みやすい、もっと言うと、県の薬剤師会に協力いただいたりとか医師会・歯科医師会に協力をいただいてジェネリックの普及のために市民講座をするとか、そういったことも計画的にちょっと取り組んでいかないといけないのかなと思うんですけれども、そのあたりのお考えをお聞かせください。 ○議長(平原順二議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(松尾雅行君) ジェネリック医薬品希望カードでございますが、私も今まで存じ上げておりませんでした。新規だけではなくほかの方にも積極的に配布したらどうかというご提案なんですが、予算的なところもありますし、効果があるかどうかといったところも検証しながらということで検討してまいりたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。 あと3分です。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) 保健福祉部としては、そのジェネリックに対して県薬剤師会だったりとか医師会とか歯科医師会とかに普及とか取り扱いをふやすように進めるようなことは今までやってこられたのか、それから今後やっていく計画があるのか、そのあたりを教えていただけますか。 ○議長(平原順二議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) ジェネリック医薬品についての具体的な業務については、保健福祉部では実施しておりません。今後、地域包括ケアの考えで今、トータルサポートセンターが動いていますので、そういう中で薬剤師会からの提案とか何かあれば検討していくことになろうかと思います。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) そうですね。提案があればということで、薬剤師会もいろいろ岡山市の広い会場で講演会をしたりとかして普及啓発をされていらっしゃるというふうなことは聞いておりますので、例えば来ていただくことができるかどうかはわかりませんけれども、来ていただいて市民の方に、後発医薬品の利用差額通知とかもやっておりますから市民が知らないわけじゃないわけで、ただ差額通知が来ても安全性だったりとか飲みやすさだったりとかも先ほどおっしゃってくださっていましたので、やはり疑心暗鬼なところがあってなかなか手がつけられない…… ○議長(平原順二議員) あと一分です。 ◆1番(角口隼一議員) ということは多分あると思うんです。そういう意味では、安全性とか疑心暗鬼なところを取り払う意味でも、普及啓発のために何かPRとかアピールとかそういうことを計画されてもいいんじゃないかなと思うんですけれどもどうでしょうか。これで終わりにします。 ○議長(平原順二議員) どこがいいですか。保健福祉部。            (1番角口隼一議員「はい、保健福祉部」と呼ぶ) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) ジェネリック医薬品の重要性については私も承知しているところですが、保健福祉部の中でその業務を担当するということになりますと、実を言うと現在その担当部署はございません。なので、どういう形がいいか、その重要性について啓発することは十分理解しておりますので、考えていきたいと思います。 以上です。 ○議長(平原順二議員) 角口議員。            〔1番 角口隼一議員 登壇〕 ◆1番(角口隼一議員) 以上で終わります。ありがとうございます。 ○議長(平原順二議員) 以上で角口隼一議員の質問を終わります。 ここで10分休憩します。            午後3時22分 休憩            午後3時31分 再開 ○議長(平原順二議員) それでは、再開をいたします。 次に、発言順序12番、中村勝行議員の一般質問を行います。 20番中村勝行議員。            〔20番 中村勝行議員 登壇〕 ◆20番(中村勝行議員) 皆さんお元気さまです。と言うても、きょう最後の質問になりました。大変お疲れのことと思います。市長、特によう攻められまして、市長の決断力のなさというのをかなり攻められたんじゃないんかなと私は思いますけど。私もきょう、一般質問、3点出させていただいております。答弁者は全て市長で。ほかの職員の方、おりて仕事をしょうてもろうてもええんかなあとは思うんですが、本会議ですのでそういうわけにはいきません。市長の言ようることをよう聞いて、押さえるところは押さえてほしいと思います。 質問事項は、まず第1点目に福山浄水場施設整備について。 去年の8月議会で、浄水施設整備工事設計等委託料1,620万円及び同額の債務負担行為を削る趣旨の修正案が同年、平成26年の2月議会に続いて可決されましてからちょうど1年になろうとしております。合併特例債の発行期限を考えると、もう時間的な余裕はないんですということを何度も委員会でも聞き、本会議でも聞いた中で、既に一番最初に提案したときからいいますともう1年半が過ぎたことになります。しかし、今年度当初予算にも、今議会にも何も予算案は示されておりません。これはなぜでしょうか。市長がとめとんか、副市長がとめとんか。職員は本当に一生懸命仕事をして、特に若い子なんかは中期財政計画、一生懸命計算しながら、変わるたんびにいろいろ変えていかにゃあいけんと思うんですけど、そんなことまでやりながらこれは一体どうなっとんじゃろうか。 時系列でじっと考えてみますと、まず最初に修正案が出たのが昨年の3月です。その件については、もう既に皆さんご存じのとおりだと思いますが、一度整理してみますと、予算案で事業者選定支援業務委託料を債務負担行為で出たんですが、これの理由についてはなかなか説明できないということがありまして修正案を出された。ずっと後からわかったことですが、その件については、その前年の平成25年の当初予算で可決しました基本設計を、本来であれば26年3月末までにできていってそれをもって説明するんではなかったんかなあと思うんです。最終的に、それが5月にずれ込んだこともありまして、5月になったら説明できるというようなことで、説明できんものを予算として認めるわけにはいかんというて修正案が出たと思うんです。後から次々と出てきたのが、その説明をしたときには、また今度は初めて膜処理の話が出まして、同じように9月議会でも突然のことで、6月議会で膜処理の話が出てきたと思うんですが、そういうことでまた一から出直しではありませんが非常に疑義があったように思います。しかし、ここまで来てそういうことを一つ一つ言っても仕方がないので、私はずっとこれまで委員会でも申し上げてきましたが、比較検討する上で非常にこれでええんかなというようなことをずっと言ってまいりましたが、なかなかその溝が埋まらなかったというのが一つと、やはり新しくこの膜処理技術というのが出てきて、当然国の政策で国が推奨しとるということでやればええんでしょうけど非常に不安もあると。どこを見に行っても非常にいい施設だなとは思うんですが、どこで聞いても将来的な、10年たってか、15年たってか、更新時期になったときにどのぐらいお金がかかるかわからんのが非常に不安だということもあって、果たしてこれが本当に正解かどうかというのも考えたんですが。最終的には、もう一つ言わせていただくと、25年の当初予算で可決した基本設計の設計委託料の余ったお金で12月には基本計画の変更だとか事業変更だとか、そういうものの委託料を一千五百数十万円で入札しておると。同じ日に、DB導入可能調査手続についての委託料を430万円で入札しておるというようなこともわかりました。そのDBについては、もう既にその25年12月の時点で膜処理についてのDBの可能性というようなことで、ずっと後ろへ下がってみますと、そこからそういうことになっとったんかというのがよくわかったんですが、もうここまで来て、前回の6月議会のときにも申し上げましたが、私はもう今から膜か急ろかというような議論でもありませんし、もとへ戻すこともできません、今から。膜でやるんだったら、私ももう膜でいいと思うんです。ここまで来てその後戻るわけにはいきませんので。ですが、最終的にはそれでやり出したときに、いかに経費を抑えるかというのは一番心配な部分を抑えていくかというのはありますんで、それはそれでまた議論させていただきゃあええと思うんですが、なぜここで何も出てないのか。行政報告にも一言も触れていませんでした。あれだけ急ぐこと、もう時間の余裕がないと言いながら先々のことまでも何も示されなかったというのは、私は非常に失礼な話ではないかなと思うんです。というのは、合併特例期限のうちにやらんと、それ以降になったら比較検討した意味もなくなるというのはわかります。私はそのお金がどのぐらいになるかわかりませんが、今の計画では28年度からもう始まるわけですから、本来であれば。だけど、事業者選定支援業務なんかの委託をするにしても、最初は2年をかけてするんでしょう。今から2年かけてやってそこから先に事業をやるというて言うたら、もう合併特例の期間も何も済んでしまいますわ。それの合併特例の特例部分で返ってくるお金のことを考えたら、本当にどっちが安かったんか高かったんかの話になると思うんです。そうならんためにも、いかに早く始めていかに経費を抑えるような準備をするかというのが、もう早急にやらなければ私はならないことだと思うのが何でここでとまってしもうとんかなあと。いろいろありましたよ。いろいろありましたけど、もう既にここでは動かすだけのことをするべきではないかと思うんですが、その辺について市長の見解をお尋ねをいたします。 2点目に、牛窓診療所について。 場所を移転して眼科だけでも継続できないかということで、お医者さんのこととかいろんなことを考えたらできませんと言われるのが答弁かなあと私もそう思います。しかし、きのう、3番議員のほうから長船公民館について思い入れがある人の話をされていましたが、私も牛窓診療所については30代のころに急性腎炎で緊急入院したことがあるんですが、入院したその日に夜中に2回ベッドから落ちまして、ベッドからはもう何回も落ちるから、もうベッドの下へ布団を出してベッドの下で寝とったら看護師さんが非常に心配されて救急車を呼ぼうかというて言うてくれたんですが、そういう非常に温かみのある牛窓病院でした。私も思い入れというて言うたらもうそれが一番に出るなあと思うて、その病院が休院なり、最終的には恐らくもうだめになると思いますが。しかし、牛窓診療所というのは、合併したとき、牛窓病院でした。病院経営を何とか黒字に乗せたいということで、合併して2年目のときだったと思いますが、今の事業管理者制度を導入されて、当時、一番最初に事業管理者になられたのが谷崎先生、それから福田先生、今は三河内先生に頑張ってやっていただいていますが、その間に牛窓病院は入院施設を廃止して診療所になり、そしてこのたびこういうことになったというのは私は非常に残念に思います。ただ、自分で考えても今の状態でなかなか続けていくというのは非常に難しいかなと。ただ、その当時から、まず一番最初に牛窓の診療所をどうするかという話がずっとあったわけなんです。そのたびに牛窓の人は振り回されて、武久市長はもう2期目になられていますけど全然知らん話だと思います。最初の立岡市長と島村市長が最初の選挙ですから合併して4年目だと思いますが選挙をしたときに、牛窓には病院が必要だということで、島村さんも鹿忍へ行って鹿忍へつくったらええんじゃみたいなことも言われて、実はきょうこれを出したら、17番議員から、中村さん、眼科するなら鹿忍へつくってもらうように言うてくれというて言われたんでそれも言うときますけど、ただ私はどこか診療所をつくるんだったらやっぱり2路線ある牛窓の中かなと思って、ずっとそれ以後は、旧牛窓の中に2路線ある中のどこかいい場所につくったらどうかということを言うてきました。武久市長になったときにも最初はそういう話をしたら、それだけで済むんだったら四、五千万円もあったらできるんじゃないんかと。それで、一度は中期財政計画にも5,000万円ぐらいでのったと思うんですが、実際にというと、あれだけ人口が減って患者さんも減ってというような状況の中で考えたら非常に難しいというのはわかります。そういう事業管理者を置いて、病院経営を一生懸命やってくださいというようになったときに、それはそれぞれの事業管理者は、今も三河内先生一生懸命頑張ってやっていただいています。私も、時期は忘れましたがまだ休院の話がある前の定期検査のときだったかお聞きしたときには、非常に患者さんもふえてこられて今結構いい状態だというようなこともお聞きしました。また、手術もたくさん入ってきてやっておられるようにも聞いております。だから、それは事業管理者としたら病院経営をいかにするか、また市長はそのために呼んで来たわけですから、それはそっちでそういうふうに考えて、この診療所は閉じる方向でいかざるを得ないというのはわかるんですが、市長はやっぱり政治家ですから政策的に、あるいは政治的に地域医療のことを考えたときに、牛窓のあの診療所へ、眼科へかかる人は週に2回です、あいていたのが。2回じゃったよな、3回かな、3回。その週に3回の日に行くと、眼科の前にいっぱい並んでいるんです。そのぐらい人気もよかったし、患者さんも多かったと思うんです。市長にもお願いをして、せめて眼科だけでも何かなりませんかというようなお話もしたことがあると思うんですが。場所的には、私はあれだけのものだから眼科ぐらいだったらどこでもできるんじゃないかと思って、あの横にある給食棟なんかは新しくできたとこですし、耐震がどうのこうのという話もせんでもええし、あの中でもできるんじゃないんかとか、今の牛窓町の公民館の中でもあいている部屋があるからあの部屋の中でもやってもろうたらええんじゃないかと。それはもう市長の政治力、政治的な部分で言うて、少々お金がかかってもやってくださいというたら済むんじゃないかと私は思うんです。実際に、今でも監査でも申し上げましたが、うちの代表もいろいろ言われた中で、診療科目ごとにわかるようにしたほうがいいんではないかというようなことを言われました。同じことを牛窓診療所の中でやると、眼科の部分は多分私はええ成績が出るんじゃないかと思うんで、そういう部分まで潰してしまうというのはいかがかなあと思うんで、市長、ええ答えは多分ようせられんと思いますけど、一応聞いておきます。鹿忍の話も言うときます。 3点目に、クリーンセンターかもめごみ焼却運転管理業務についてということで、この件についても11番議員のほうから何回か指摘があったと思いますが、業務委託を5年間延長することに至った経緯とその金額1億四千数百万円、それの経緯をまず教えてほしいのと、ごみ30%減量はもう諦めたんですかというようなことを書いていますが、何か私はこのごみを30%減量するということを目標に掲げてやっていく中で、担当部、担当課では非常によく頑張っていると思うんですが、思うようになかなかごみが減量化できない、何%ぐらいしかいかなんだというような話が次々聞こえてきますが、私はやっぱりそれは市役所の中の取り組みじゃないんかなと思うんです。自分らが先にやらんとなかなか人はついてこんと思うんです。私、この話は余りしたくないんですけど、市長がごみ減量30%というてどんとうたい上げたときに、商売してますから、営業しています。そういう営業所のところに全て恐らく通達が行ったと思うんですが、これからはプラスチック製のバランとか銀チョコとかを使わないようにしてください、お願いしますみたいな文書が回ってきました。当然、うちもそれをせんようにするんだったら、今までパックでいきょうたものを器にする、そしてバランで仕切っとったものを小さい器を買ってくる、そういうことをしました。役場関係へ持っていくときには必ずそれを、ずっとこれまでも続けています。まず、そこから始める、それはええことだと思いますし、いろんなところでそういうことができてきたんかなあというのも、ほかの人の話を聞いてもそういうことがありました。ただ、こちら側はそういうことをいろいろ考えてやっておられる人もいますし、いつも3番議員さんなんかもごみのペットボトルの仕分けのことについても一生懸命やっておられるんですが、実際にこの市役所の中でお昼に買い物に行くときに、隣に行くときに、あそこへ袋を置いています、使ってくださいというて、最初は使ようたんかもしれんけど、今はあるんかどうかもわかりませんけど、今使ようる人はおりますか。やっぱり袋を下げてきてますよね。それも全部ごみです。そこら辺の感覚が私はいかがかなと思うんです。そういうことを減らしていくことで、この運転管理業務もずっと減ってくるんじゃないんかと。これまで一生懸命頑張って、収集委託料の話にしても、今までできなかった最初のときから、合併したときからいろいろ島村監査委員からご指摘があったこと、ここで昨年度に単価を決めて業者の方と話し合いをしてきちんとやるようになったというのは私は画期的なことだと思いますし、それは評価もします。大変なことをやったという気はします。だから、そっちができたら、今度はごみ減量になった上で燃えるごみが少なくなれば、あの運転管理業務も当然下がっていくのが当たり前だと思います。私はきょう、5年分の債務負担行為がこの補正予算に出ていましたけど、1億4,580万円、単価で私計算してみたんです。ことしの当初予算が1年間3,078万円。これは1年間2,850万円で消費税を掛けるとそうなるんです。今出しておる債務負担行為は、2,700万円に消費税を足して5年間掛ける5をしたらその数字が出てくると思うんです。私はずっと計算したんです。だから、2,850万円から今度は2,700万円、150万円削ったじゃないかと言われるかもしれませんが、年間で150万円です。私、前に11番議員も言われたと思うんですが、その3,000万円の予算があったら何人雇えてどんな仕事ができるんかということを本当に1回考えてみる必要があるんじゃないか。何でそこへ持っていかにゃあいけんのんかというのもようわかりません。技術的にとか資格がとかというのがあるんかもしれんが、もしもそうであるならば、そういった資格のある人を雇ってもいいんじゃないかという気もします。その辺のところは市長の判断で、当然こういうことをよく聞いた上でされたんでしょうから。まず、そういうことができるんかできんのかも含めてお話をしていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(平原順二議員) 市長。            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、ご質問に順次お答えをしていきたいと思います。 まず、福山浄水場の施設整備につきまして、1番目の質問と2番目の質問、これをあわせて答弁させていただきたいと思います。 福山浄水場の施設更新につきましては、議会の皆様にもご心配をおかけしているところでございます。また、関係予算案を今議会にも上程していない点についてのご質問でございますけれども、こちらは膜ろ過方式の浄水場をどのような発注方法で更新するのがよいのか、議会の所管の委員会でまだ私どもとして十分な説明ができておらず、結果的に十分なご審議をいただいていないためでございます。これまでの産業建設常任委員会におきましては、水処理の方式については膜処理方式のほうが望ましい旨、報告をさせていただいたとおりであります。しかしながら、発注方法についてはデザインビルド方式、つまりDB方式、具体的には設計施工を一括して事業者の選定を行い、発注をすることを前提に説明をこれまでしておりました。しかし、2度の修正議案の可決を重く受けとめ、再度どのような発注の方法が議会の皆様にご理解をいただけるのか、妥当であるのかということを、慎重かつ早急に検討する必要があると考えております。したがいまして、それらをしっかりと説明をさせていただきながら、産業建設常任委員会でもご審議をいただいた上での判断になるんではなかろうかなというように考えておるところでございます。一番の争点となりますのは一括発注方式がいいのか、分割発注方式がいいのか、そういったところの議論が、当然DBの支援業務には十分に説明ができないといけないというそういう論点だというように認識をしております。 関連いたしまして、この施設の更新がおくれることによっての影響も当然考慮しなければいけないと考えております。福山浄水場の更新につきましては、平成31年度までが期限となっている合併特例債を最大限に活用して実施する計画でございましたけれども、現状では工事の工期が4年間であるため、既に平成31年度末までの完成は難しいというように判断をしております。したがいまして、合併特例債を工事全てに活用することは困難というように判断をしているところであります。 現在、中期財政計画の見通しに伴い想定している水道事業の経営見通しによりますと、平成32年度末での完成、つまり1年おくれた場合の経営への影響についても評価をしているところでありますが、1年間延びることによってその1年が合併特例債の対象外なり、水道事業会計への収入として見込めなくなる交付税措置額、これは合併特例債の70%分になりますけれども、これをかわりの財源として通常の企業債、これを発行することにいたしますと、それに発生する利子の額等を合わせると────────────────────────────────────────資金の減少につながってくるということでございます。これは、1年延びたことによってそれだけの水道料金の収入に影響が出てくるということであります。これがさらに1年延びるということになってきますとその倍であったりとか、あるいは本体工事がずれ込んでくるともっと大きな水道料金への影響が出てくるということになるということだと思います。このあたりをどのように考えるかということで、我々も余りゆっくり事業を進めるわけにはまいりませんし、また何といいましても耐震化ができていない状況でのこの浄水場の維持ということ自体がどのようなリスクがあるかということも十分認識をしているつもりであります。したがいまして、こうした点を十分に我々も認識をし、また説明させていただきながら、速やかに方向性を判断していく必要があるということを我々の責任として果たしていかなければいけないと考えているところであります。 2点目の牛窓診療所につきまして、場所を移転して眼科だけでも継続できないのかということであります。 これは以前の代表監査委員からの監査決算審査の意見書の中でも触れられておりましたけれども、牛窓診療所を維持し続けることはなかなかできないということが明白なのに、無責任にもこの欠損を生じさせている病院事業管理者の病院経営に関する責任に対しての意見があったところであります。これに基づいて病院のほうでも、病院事業として牛窓の診療所を継続していくということはこれは非常に難しいということで、ただし全体としてどうあるべきなのかということを先日報告をさせていただきましたとおり、審議会のほうでご議論いただき、その結果として継続は難しいというような答申をいただいたわけであります。 そこで、問題になってまいりますのがその眼科の継続の部分でありますけれども、これを政治判断としてどのように考えていくのかということは、私自身も非常に重視しなければいけない観点だと思っております。しかしながら、現状では施設の建てかえと、そしてそれによって眼科だけの単価でこの診療所が実際に成り立っていくかといいますと、やはり診療所の建てかえをすることによる起債の償還とそして眼科のドクターだけではなくそれ以外の看護助手であったりとかいろいろなスタッフの経費、これらを全て吸収してやっていくというのは非常に市の、こちらの一般会計への財政的な負担というのが重くならざるを得ないということで、そこへの決断は今の段階ではできないという状況だと認識をしております。 したがいまして、今後、さらにこの審議会からの答申を受けて内部でも今ご指摘いただいた点も含めて十分に検討する必要はあると考えておりますけれども、それらの検討状況を待ってまた議会の皆様にもご報告をしていく必要があると考えております。 それから、続きまして、3点目のクリーンセンターかもめ焼却運転管理業務についてであります。 業務委託を5年間延長することに至った経緯という点であります。 まず、現在のクリーンセンターかもめの焼却運転についてご説明をする必要があると思います。通常8時30分から、またごみピットの残量が多くなった場合には6時30分から、クリーンセンターかもめの正職員2名と臨時職員2名が午前中直営で焼却運転をしているところであります。その後、13時15分から委託業者に運転をかわり、焼却、後片づけ等の後、22時に退所をしているという状況でございます。ごみの焼却実績で見ますと、1日平均の焼却量は平成26年度の実績、平成27年4月から7月の実績とも日量約36トンの焼却となっており、改造前のクリーンセンターかもめで焼却していた8時間焼却の30トンにはまだまだごみの減量が必要な状況であります。現在、焼却運転を3年間で契約をしておりますが、契約期間が切れます平成28年度以降の運転体制をこれまでも検討してきたところであります。ご指摘いただいたように、この30%減量が実現した暁にはどうなるのかということも含めて当然議論もしてまいりました。現状では、可燃ごみの焼却及び缶、瓶などの不燃物を滞りなく処理をしていくためには、現在の午前が直営で午後委託の体制でクリーンセンターかもめを運営していくのがベストであろうという判断をしたわけでございます。これまで直営だけで運転をしていたときには手がなかなか入らなかったさまざまな分別であったりとか、そうしたところへ直営の職員を配置をしており、よりきめ細かなごみの処理体制というのが現状ではできているということであります。したがいまして、これらの体制を維持しながら、委託業者の専門性を活用し、また委託業者に全部委託をしてしまうのではなくて、委託業者のそばで直営の職員がそこでしっかりと協働しながら委託業者と連携をしていくという形が、結果的には施設の耐用年数を延ばし、また焼却の運転時間も、これもある程度平準化することによって炉の耐用年数であったりとかこれを長もちさせることにもつながる方式を模索する必要があると考えております。したがいまして、今回ご提案しておりますような形が最も望ましいのではないかなということであります。当然、ごみの30%減量ということはこれまでもそうでありますし、これからも今ご指摘いただいた点は謙虚に受けとめながら、我々みずからが襟を正していくという姿勢を中だるみすることのないようにしっかりとやっていく必要があると思いますけれども、今後の長い目で見たときには、この5年間というものは少しでもスケールメリットの生かせる委託の契約を活用させていただきながら、その間に新たな分別だったりとか、あるいはごみの減量だったりとか、そうしたものに対応していく現場の職員体制、また運営の体制を構築してまいりたいと考えておりますので、どうかその点ご理解いただきますようによろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 中村議員。            〔20番 中村勝行議員 登壇〕 ◆20番(中村勝行議員) もう少しだけお聞きします。 1点、ごみについては資格は要るんですかと聞いたんですけど、資格は要るんですかね。 ○議長(平原順二議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) そちらの件は担当部長のほうから、それでは答弁させていただければと思います。 ○議長(平原順二議員) 中村議員。            〔20番 中村勝行議員 登壇〕 ◆20番(中村勝行議員) 結構です。また教えてください。別にその資格があったからなかったからといって、ここでは別にどうということはないんです。構いません。 ごみの件は、やっぱり幾ら考えても私は委託料は高いとずっと思っていました。ずっと毎年3,000万円で契約をしてきて高いなという感じしか受けられませんでした。それが来年度から2,700万円、年間にしたら二千九百何十万円かになるわけですが、それだけ安くなったとはいうもののそれでもちょっと高いんじゃないかなという気がします。これはまた恐らく担当の委員会でも議論になるかもしれませんので、またそちらのほうにお任せしておきます。 牛窓診療所の眼科については確かにそうなんです、市長の言うとおり。私もだから監査をやらせていただいていろんな面でいった中で、当然そうあるべきとは思うんですが、これまでの眼科にかかる人の数とか牛窓の人の思いとかを考えたときに、市長の政治力で政策的にできないかということをお尋ねしただけで、もうようせんのだったらようせんでもうしょうがねえ。何も言いませんわ。 ただ、浄水場の件は、市長、そう言われるけど、発注方法というのは去年の11月に部長のほうから説明がありましたよ、DBについて。こういういい面がある、メリット、デメリットを言われて、最終的にはこれはDBでやるべきだというような話でした。ただ、そのデメリットの部分のこういう部分については、ちゃんとしたチェック機能を持ってチェックしながらやっていくというようなことも言われました。それは、去年の11月の委員会で既に言われたことです。だから、私はことしの3月議会でもしもその支援業務の話が出てきたら、もうそれで膜でもう前へ行かせてもええかなあと。そういうDBの中でいかに経費を抑えていくかという話をさせてもらやあええわ、議論すりゃあええわ。薬品についても、やり出してからでもいろいろ改善していただくことは言えると思うんです。そうやって早く始めんと、将来的にはさっき市長が言われた、本当に1年ずれるだけで済むんかと今思いますが、こんな状況になってきて。1年で済まんかったらまだそれに余分なお金が要るわけでしょう。言うたら、一番私心配するのは、将来的にそういうことで水道料金がまたぽんとはね上がるとか、こういう施設をすると若干の上げるというのはやむを得んかなあという部分とそういう無駄なことをして上げるというのとでは全然意味合いが違いますから、市民感情にもかかわってくることだと思いますんで、今のような話では私はとても納得できん。そういうDBの話もちゃんとせられたんですよ。第三者委員会へかけて、第三者委員会からもDBがいいというような話じゃったんじゃないんですか。そういう提言だったんじゃないんですか。 ○議長(平原順二議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) そちらの検討委員会のほうからは、膜処理方式については望ましいという報告はいただきましたけれども、発注方法がDBが望ましいというところまでの報告はいただいていないんです。したがいまして、これまでの説明の経緯等は議員ご指摘のとおりでございますけれども、ただそうした説明は私どもさせていただいておりましたが、それが十分に我々としてもご説明できる、ご理解いただけるような形がとれていないというのが現状として受けとめなければいけない状況だと認識をしております。 ○議長(平原順二議員) 中村議員。            〔20番 中村勝行議員 登壇〕 ◆20番(中村勝行議員) 去年の11月(「ことしの1月」と後刻訂正)にDBの話を部長がされたのは、その前の年の12月26日にDB導入可能性調査業務の入札をして430万円で入札されたところが調査報告をその去年の10月ごろまでに成果品で持ってきたと思うんです。それをもって、部長はうちの委員会の中でこういうことですということで、それをもとに説明されたんだったと思います。だから、私は別にもうここから先、まだそういう方式まで含めて検討するというような時間的な余裕は。 もう一つ、それはそれで考えるなら考えりゃあよろしいけど、ほんなら事業者選定支援業務というのはどうするんですか。2年かけて今まで出してきて下げられた3,240万円をこれから2年かけてやるんですか。もうこれまでにいろんな業務業務でコンサルから資料をいただいとると思うんですけど、それでもうあれが足しにはならんのんですか。そういうものがあったら、一々ここでまた3,240万円も使うてやらんでもええということにはならんのですか。それはどうなんですか。 ○議長(平原順二議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) DBの支援委託業務のことだと思いますけれども、こちらにつきましてはDB方式になろうとも、また膜処理だけを外して分離発注にしようとも、本市の職員だけでそれをこなしていく、決めていくというのは無理だというふうに認識をしております。したがいまして、何らかの支援委託業務というのは発生をしてくるということになろうかと思います。しかし、それをどのような前提で、一括発注を前提としていくのか、また分離発注を前提としていくのか、どのような発注方法がいいのかということが決まらなければ、積算をしっかりとお示しするということにもなかなかならないという状況でございます。前回提案説明をさせていただきました予算については、これはあくまでもデザインビルドの一括発注をもとにした支援業務をしていく場合にはこうだということを説明させていただいているところであります。基本計画は基本的にできておりますので、あとは詳細設計であったりとか、あるいは発注方法、膜処理がどういった性能が一番適しているのか。それは、水質の状況であったりとかあるいは濁度の問題だったりとか、あるいは処理水量の問題だったりとか、そうしたものを総合的に勘案した上で、最もすぐれた処理方法を選ばなければいけないというのが非常にやっぱり難しいところでございまして、こういったところ、全体の業務の英語でコミッショニングとか言うんですけれども、その発注の方法、これがどのようになるのかということが審議されなければいけない。これまでも、我々説明させていただきましたけれども、そもそものこのデザインビルドが最もいいということが、可能性調査業務の中で我々としては結論として一応得られているわけです。それが望ましいということも説明させていただきましたけれども、その可能性調査業務でデザインビルドが最も望ましいというその結果自体が果たしてそうなのかといった議論も、たしかこれまであったように記憶しております。そうしたところをどのように議会の皆様、委員会の皆様方にご理解いただけるような説明ができるかということが、今議会での常任委員会等でもそういったことにつきましても説明をさせていただく機会があると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 中村議員。            〔20番 中村勝行議員 登壇〕 ◆20番(中村勝行議員) 私も頭が悪いから余りよう覚えてねえんですけど、そういう話があって、デザインビルドというのは結局かもめの話と重なるようなところがあって、最終的にはああいうふうな業務委託をそこにせにゃあいけんように、そしてそれが金額的にもかなりの金額でずっと続くんじゃないんかというような危険性もあるんじゃないかというようなことも話に出たと思うんです、議論の中で、委員会の中で。しかし、それについては、そういうことのないように、デザインビルドで実際にやっても、そういう委託の部分については分けて考えることもできるんじゃないかというようなことも言われたんじゃないですか。私は、だから早う発注して早うしたほうがええ。そこから、今回みたいな委託料の件が出てきても、薬品の件が出てきても、いろんな面で議論して落としていくべきは落としていけるんじゃないかなというようなことが考えられると思うんですけど。それをもうそういうふうに今言われたら、もう議論のしようもないです。じゃあ、市長は今検討されよんでしょうけど、いつの時点でそれを結論づけて前へ進めるつもりなのか、それだけ聞かせてください。 ○議長(平原順二議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) これまで、冒頭で申し上げましたように2度の修正議案が可決をされておりますので、再度修正議案というわけにはいかないというように思っております。したがいまして、議会の皆様の審議の状況とまた見通しについて、私なりに判断をさせていただいた上で必要があれば委員長や議長とも相談させていただいた上で、臨時会であったりとかそういったところでの審議、また採決をお願いすることも含めて検討していきたいと思います。いずれにしても、余り時間を長くかけられるわけではありませんので、そういったところを速やかに結論を出していく必要があると思っておりますが、いずれにしましても来る産業建設常任委員会の中でいろんな意見をいただいた上で、それをもとにどのようなスケジュールで進めていくのが最もご理解いただけるのかということを判断してまいりたいと思います。 ○議長(平原順二議員) 中村議員。            〔20番 中村勝行議員 登壇〕 ◆20番(中村勝行議員) ありがとうございました。 結局、それでは去年の11月(「ことしの1月」と後刻訂正)の委員会の中で言われたデザインビルドが最も適していると、このやり方が一番いいんだということについては、今の国立競技場であるとか五輪エンブレムであるとかと同じように一応白紙撤回をした上で新しく、それに戻るかもしれんけど、もう一回よく考えてみる、発注方法については今そういう段階であるということで理解しておってよろしいか。 ○議長(平原順二議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 当然、これまで私どもが申し上げた点につきましては再度ご説明させていただきますけれども、それありきで考えるのではなくて、それ以外の方法が本当になかったのかどうかということも含めて議会の皆様と協議、議論させていただければと考えております。 ○議長(平原順二議員) 中村議員。            〔20番 中村勝行議員 登壇〕 ◆20番(中村勝行議員) 時間はもう本当に限られていると思います。市長、さっき言われたように、1年延びるとこれはもういたし方ないと。それ以上は延ばさないというようなお考えでこれから進めていくということでよろしいですか、それだけ聞かせてください。 ○議長(平原順二議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) もう一年ずれ込むということは、恐らく本体工事であったりとか、一番事業費のかさむ部分が合併特例債の対象にならない可能性も出てくると思います。そうなった場合には、急速ろ過方式と膜処理方式とどちらが有利であるか、最も水道料金への影響が少ないかということのその前提が多分崩れてくる可能性もありますので、そういうことのないように速やかに進めていく必要があると思います。したがいまして、2年おくれるということは、事業の実施自体に重大な影響を及ぼすというそういう認識で考えていきたいと思っております。 ○議長(平原順二議員) 中村議員。            〔20番 中村勝行議員 登壇〕 ◆20番(中村勝行議員) 私もこの間の6月の議会のときにも申し上げましたけど、全然おくれんのかという中で若干のおくれはあるだろうと、それが1年とは言いませんでしたけど、市長、若干ずれ込む、その若干がどうも1年のようなので、期間ではなくてやっぱり業務量だと思います、その建設の。最終的には、そこができるだけ少なくなるようにぜひ努力していただきたいと思います。そういうことを申し上げて質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(平原順二議員) 以上で中村勝行議員の質問を終わります。 本日予定しておりました発言順序7番から12番までの一般質問が終了いたしました。 次の本会議はあす9月9日午前9時30分から、引き続き発言順序13番から16番までの予定で一般質問を行います。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆様お疲れさまでございました。            午後4時25分 散会...